状態動詞、動作動詞と進行形

これは普通にありだ!【 I’m hoping, You are looking nice, I’m loving,  I’m living, Are you wanting, Are you thinking 】進行形にできる動詞と進行形にできない動詞はこう考えろだと?それはあくまで基本原則の話だ!そんな常識は捨てろ!実際の英語ではこうだ!これをしっかり読んで生き生きした英語表現の幅を広げろ!

英語の時制は全部で12種類あります。

1、基本時制

現在形
過去形
未来形

2、進行形

現在進行形

過去進行形
未来進行形

3、完了形


現在完了形

過去完了形
未来完了形

4、完了進行形


現在完了進行形

過去完了進行形
未来完了進行形

の12種類です。


しかし、時制を考える上で大事なのは全ての動詞が12種類の時制で使えるわけではないということです。

大別して2種類の動詞があります。

「動作動詞」と「状態動詞」

基本的に「動作動詞」は12種類の時制、いずれでも使えますが、進行形で使われるは「動作動詞」のみで「状態動詞」は使われません。

これが基本的な考え、原則です。

「動作動詞」とは

動作動詞は名前の通り、傍から見て何をしているのか分かる動詞です。

run, sleep, work, play, swim, study といった動詞はその人が何をしているかその様子が分かる動詞です。

この動詞には「始まり」と「終わり」があり、動作の主体は「何時から始めて」「いつ終わるか」を常に意識しています。

動作の主体が自らの意志で、始めたり、コントロールしたり、止めることの出来る動詞です。


この動作が永遠に続くことはありません。
「さあ始めるか」とスタートし、「ああ疲れた」といって動作が終わる動詞です。

この始まりと終わりの中間にあるのが「~している最中」「やっている途中」です。

これが進行形が意味している時制です。


動詞+ing の形は現在分詞でも動名詞でも分詞構文でも全てこれを表しています。


「状態動詞」とは

この動詞は傍から見て何をしているか分かりません。

「いつから始まって」「いつ終わる」という意識は伴いません。

「始まり」と「終わり」の概念がない動詞です。

think, know, believe, like, love, belong, have, live, be, stand, hope, want といった動詞です。

その状態は外見上分かりませんから、動作の主体である本人に「何が好きか?」「何を考えているのか?」「何を所有しているか」「何処に住んでいるか?」を訊いてみなければ分かりません。

始まりも終わりもない訳ですから、その中間の「~している最中」「やっている途中」もありません。
したがって進行形にできないのです。
基本時制と完了形のみで使われる動詞です。


「進行形」とは

進行形は「今、この時」あるいは「あの時」を強調している表現です。

よって上述の「動作動詞」が進行形で使われて、「状態動詞」は進行形では使われないという大原則は「この時」「あの時」といったその「瞬間」を強調した条件下では崩されて、実際の英語では「状態動詞」も進行形で使われています。

たとえば状態動詞の look は「~のように見える」という意味で


You look nice.

「素敵だね。」

こんな風に使われるのが普通ですが、


今、この時を強調して


You are looking nice.

「お、いい顔してるね。」
「それ、カッコいいね。」
「それ似合ってるね。」
実際こんな風にも使われています。

状態動詞ですが進行形で使われているわけです、


また、
I love it.
「とても気に入っている。」

これも


I’m loving it.

「好きなんだよねそれ。」
「美味しいんだよね、これ。」

という今この瞬間に湧き上がっている気持ちを生き生きと表現するために状態動詞が進行形で使われています。

I’m always loving you.

も状態動詞を進行形にした普通の表現です。

同様に live 「住む」という状態動詞は通常、始まりや終わりを意識しないで使われる動詞です。

I live in Nagoya.

「名古屋に住んでいます。」

という形で使われるのが普通ですが、

転勤等で頻繁に転居を繰り返している友人にあった時にその友人が


I’m living in Nagoya now.

「今は名古屋に住んでいるんだ。」

こういう表現も当然あるわけです。


あるいは


I hope you will join our team.

「私たちのチームに加わってくれることを願っている。」

この場合はそのことをずっと”hope”しているわけですから、言われたほうはかなり強いプレッシャーを感じて断りにくい雰囲気ですが、


これが

I’m hoping you will join our team.
「あなたが私たちのチームに加わってくれることを期待しています。」

になると「今、この時に湧き上がってきた期待」ですからそれほどの圧力を感じず少し軽く断りやすい印象を受けるわけです。


I’ve been wanting to see you.

「ずっと会いたかったんだよ。」

Are you wanting me to buy it?

「私に買ってほしいということ?」

Are you thinking I’m stupid?

「わたしのことバカだなんて思ってる?」

このように状態動詞を進行形で使うと「今、この時」を鮮やかに表現する生き生きした英語になることがあるわけです。

最初に述べた「進行形は動作動詞を使う」「状態動詞は進行形では使わない」というのはあくまで基本、大原則の話しであり、けっして英語の常識ではないのです。


今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。