代名詞

この使い分けを知らない人が本当に多いぞ!間違えて使うと恥ずかしい【代名詞の it と that は何が違う?】どちらも「それ」だけど、しっかり使い分けろ!

it と that はどちらも代名詞として「あれ、それ」といったすでに言及されているもの、話しの中に登場しているものや事象、見解の反復を避けるために用いられています。

訳としてはどちらも「それは」でよく、意味が大きく違うこともありませんが、実はその対象によって使い分けられています。


「それは~だね。」と言う時に it を使うべきなのか、that の方が適切なのか判断に迷うところですが、以下のようなことを念頭に置いて使い分ければいいと思います。


【it】が指すもの

1、一般論、あるいはその話に登場する前にすでに知っていること。
2、it の指すものの方が that が 指すものより抽象性が高い。
3、「指す力」は指示代名詞である that より弱い。
4、すでに知れ渡っていること、目立っているもの。


【that】が指すもの

1、具体的で一度きりの話題。
2、今初めて聞いた情報、話題。
3、相手のテリトリーの側にある情報。
4、it が指すものに比べて抽象度が低い。



それでは例文を見てみましょう。


【it】

”Mom, where’s my bike?”
”It’s in the garage.”
「お母さん、僕の自転車はどこ?」
「それならガレージの中にあるわよ。」
※お母さんは既にそれがどこにあるか知っているので it を使います。

“In general, women are less suited for military service than men.”
“I think it’s prejudice.”
「一般的に女性は男性より軍務に向かないよ。」
「それは偏見だと思う。」
※抽象的な文全体を指しているので it で受けます。

“The Japanese constitution was actually made by GHQ.”
“Everybody knows it.”
「日本の憲法は実はGHQが作ったんだって。」
「それは誰でも知っていることだよ。」
※さほど気にも留めず、サラリと反応しています。弱い力で指しているので it を使います。


【that】


“I heard the young lady next door won the piano competition yesterday.”
“That’s wonderful!”
「お隣のお嬢さん、昨日のピアノコンクールで優勝したんですって。」「それは素晴らしい。」
※抽象的ではない具体的な出来事なので that で受けます。

“I smashed my car into the parking lot wall on my way here this morning.”
“That’s unfortunate.”
「今朝、ここに来るとき車を駐車場の壁にぶつけてしまったよ。」
「それは残念だったね。」
※今、突然聞いた話なので that で受けます。

“I proposed to her yesterday and she said yes.”
“That’s very happy for you.”
「昨日、彼女にプロポーズしたら、OKしてくれたよ。」
「それはとてもめでたいことだ。」
※自分とはほとんど関わりのない、相手のテリトリーにある話なので that で受けます。

“Mom, I got 100 on my math test.”
“That’s great.”
「お母さん、数学のテストで100点とったよ。」
「それはすごい。」
※抽象性の低い具体的な話なので that で受けます。


もう、これで it と that の使い分けは大丈夫ですね。


今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。