前置詞+oneself

これは試験にでるぞ!【by oneself, for oneself, to oneself, of oneself】いろいろあって覚えにくい【前置詞+oneself】の熟語はこれだけ覚えておけばOKだ!

英文のなかによく出てくるのですが、いざとなると「さて?」と意味がなかなか出てこない[前置詞+oneself]の熟語、代表的なものを4つ取り上げて紹介します。

oneself(再帰代名詞)は主語それ自体を目的語としたときの代名詞。

もともとは him self, her self というふうに離れていたものが後になって himself, herself といった具合にくっついたものです。

これが前置詞とセットになった表現が英文には頻繁に登場します。


意外と意味が分からないことがあるので、出現頻度の高い4つを取り上げて紹介します。


1.by onself「独りぼっちで、独力で」

2.for onself「自分自身のために、自給自足で」

3.to oneself「自分だけに、自分専用の」

4.of oneself「ひとりでに」


例文を見てみましょう。



1.by onself「独りぼっちで、独力で」

He has learned English by himself.
「彼は独学で英語を身につけた。」

My son always eats dinner by himself.

「息子はいつも独りぼっちで夕飯を食べているんです。」

※そこに自分以外誰もいないイメージです。


2.for onself「自分自身のために、自給自足で」

When he was young, He made a fortune for himself in the hotel business.
「若い頃、彼はホテル業で財を成した。」

She grows vegetables for herself.

「彼女は自分で食べるために野菜を育てている。」

※やることを自分に向けているイメージです。


3. to oneself「自分だけに、自分専用の」

At that time, students rarely had rooms to themselves.
「当時、学生が自分専用の部屋を持つことはほとんどありませんでした。」

His parents bought him a computer to himself as a entrance gift.
「彼の両親は入学祝いとして彼専用のコンピューターを買ってくれた。」

※自分の手元に到達しているイメージです。


4.of oneself「ひとりでに」

The door before me opened of itself.
「目の前のドアがひとりでに開いた。」

He made something of himself from a regular employee to president.

「彼は平社員から社長にまで上り詰めた。」

※動詞のエネルギーが他者に向かわず、自分に返ってきているイメージです。



今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。