英検

英検1級の面接 私の二次試験体験をお話します。

英検1級の面接はどのように行われるのでしょうか?
私が実際に経験した時の様子と受験に当たってのささやかなアドバイスをお話します。

私が英検1級の二次試験に臨んだのはもう何年か前になりますが、その時のことは今でも鮮明に覚えています。

面接試験の直前の待機会場の様子は以前の記事帰国子女と英語 英検はますます難しくなる? 英検で初めて遭遇した話をご参照ください。

以下、二次試験(面接)の様子と、これから受験される方へのアドバイスです。ご参考になれば幸いです。

まず

1、案内係の方が面接試験の会場へ案内してくださいます。

もう待機会場に帰ることはありませんのでカバンや傘等の所持品は全部持っていきます。

2、面接会場に着いてすぐ入室。一礼して簡単な挨拶を交わします。

面接会場は20平米ほどの小教室。

面接官は2名、私の時は若いネイティブの男性と年配の日本人男性でした。その後方にタイムキーパーと思われる女性が1人座っています。

3、「面接カード」を面接官に手渡し、本人確認の質問を受けます。

面接会場でのやり取りは全て英語で行われます。
その後ちょっとしたアイスブレーキングで軽い日常会話。
私の場合はどうやって会場に来たかを訊かれました。
バスと電車で4時間ほどかかった話をすると「それはなかなか大変でしたね。」という反応。
このあたりは全て日本人面接官とのやり取りです。

4、スピーチのトピック(お題)が書かれたカードを5枚渡されます。

その中から自分が話すトピックを選ぶよう指示され、1分間でスピーチの用意をするよう告げられます。メモなどは取れません。

私に与えられた5つのトピックは

①「国連の役割はこれから大きくなっていくか、否か?」

②「外国人労働者を多く受け入れていくべきか、否か?」


③「若者や子供にとって挫折経験は価値のあることか、否か?」


④「医者は患者に余命告知をすべきか、否か?」


⑤「持続可能エネルギーへの依存は今後増えていくか、否か?」

確かこんな内容だったと思います。数年前なのにまだ、覚えています。
私は自分の体験を絡めて一番組み立て易いと思われる③を選択しました。
私の場合、特に予想問題を想定したスピーチなど用意していなかったのであくまでぶっつけ本番です。

スピーチの時間は2分です。

「挫折経験は子供にとって貴重な体験。その時は苦しい思いをしたり、傷ついたりするが、大きく成長するチャンスでもあるので、失敗や挫折を回避するような選択はすべきでない。」確かこんな感じの話をしたと思います。
2分の制限時間前に終わりました。
「まあ、こんなものかな、途切れることもなく言いたいことは大体言えたかな?」

この段階で少し緊張感から解放されてホットします。

5、スピーチの内容について質問されます。

これが結構長いです。ここが重要です。臨機応変の「返し」が要求されているわけです。

5分以上続いたと思います。ここでははネイティブの面接官、日本人の面接官から交互に突っ込んだ質問を浴びせられます。

日本人面接官:「一般論はそうかもしれませんが、自分の子供だったらどうしますか?」

大学教授っぽい感じの年配の方。眼鏡をはずして身を乗り出して質問してきます。

ネイティブ面接官:「実際にそのような場面がありましたか?その時はどんなアドバスをしましたか?」

ネイティブ面接官:「それは息子さんですか?娘さんですか?どちらにも同じ対応をしますか?」

日本人面接官:「挫折から立ち直れる子供ばかりとは限りません。トラウマになる可能性もありますが、それについてはどう思いますか?」

このような質問が続きました。かなり具体的で踏み込んだ内容です。本音トークです。でも面接官のお二人は終始にこやかで温和な対応です。

私はこのテーマを選んでよかったと思いました。子供の学校やクラブのことで実体験をそのまま話せば答えられます。何処かから借りてきた一般論を話す必要はありません。


6、タイムキーパーの女性から終了時間が来たことを告げられ、面接終了。

私は謝意を述べて一礼して退室。係りの人に所持品を持ってそのまま会場を出るよう案内されます。これで二次試験は終了です。

初めての二次試験体験。合否の予想は全くつきませんでした。事前にいろいろ見聞きした情報によると、初回での合格はなかなか難しいとのこと。
「一次試験も何回も不合格だったし、まあ、とりあえず経験出来て良かったかな?」
まずは無事終了で安堵。

不合格を覚悟していましたが、意外にも合格通知をいただきました。

最後に私個人の印象とアドバイス。

①発音の良し悪しも大事ですが、アクセントを意識して大きな声で話しましょう。

②質問者の目をしっかり見て話しましょう。


③質問を受けている間は[uh-huh]などと相槌を打って、相手の質問をしっかり聴いているというアピールをしましょう。


④長いセンテンスを組み立てて複雑に考えて会話にブランクを作るより、短めのセンテンスで平易な単語で話すほうがいいかも。


⑤与えられたトピックに対しての[agree, disagree] は評価に関係ありません。持論を堂々と述べましょう。

実はこれが一番大事。

⑥積極的にコミュニケーションをとる「意欲」をアピールしましょう。身振り手振りOKです。

⑦ここまで来たんですからジタバタしてもしようがありません。どーんと構えて開き直って面接に臨みましょう。


⑧服装は普段着で大丈夫です。私はセーター姿で臨みました。


普段から政治、経済、社会、文化、教育などの時事問題に関心を持ち、どんなトピックでも自分の意見がはっきり言えるようにしておきましょう。

以上、私の英検1級面接試験の体験からお話させていただきました。
これから受験される皆さんの一助となれば幸いです。

 

今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。

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