given that〜は条件を表す分詞構文の慣用表現で「〜を考慮すると」
「〜だとすると」という意味の副詞節をつくります。
ただ、原則として分詞構文は現在分詞を用いて作られるのでこの場合は Being given that の being が省略されたと考えます。
過去分詞で始まる分詞構文は being がなくても分かるのでそれがカットされているわけです。
If we are given the fact that あるいは If we are given the situation that を省略したものと考えれば分かり易い。
また that 以下は名詞節をつくることから、そのまま Given+名詞の形にしても問題ありません。
例文を見ていきましょう。
Given that she is inexperienced, It was amazing to get a contract from her first client.
「彼女が未経験者であることを考えると、初めてのクライアントから契約を取れたことは驚きでした。
Given the shortage of automotive semiconductors, we must assume that we will be unable to meet delivery deadlines to customers.
「車載用半導体の供給不足を考えると、顧客への納期を守れないことも想定しなければなりません。」
Given that his bold hypothesis is correct, it will completely overturn the established theory after 10 years.
「彼の大胆な仮説が正しければ、10年後には定説を完全に覆すだろう。」
Given his testimony in court, the motive for the crime was not at all what we had imagined.
「彼の法廷での証言を考えると、犯行の動機が我々の想像していたものと全く違っていることになる。」
Given his eating manners, we can see that he grew up in a well-disciplined household.
「彼の食事のマナーからして、躾の行き届いた家庭で育ったことが伺えます。」
これで Given that ~ はもう大丈夫ですね。
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。