分詞

「分詞構文」「独立分詞構文」とは、つまり副詞のカタマリのこと。作るのは簡単。


分詞構文 participial construction とは現在分詞
present participle を用いてつくる簡略化した副詞句のことです。

動詞の ing形(Ving)には3つの文法上の役割があります。

・動詞が名詞化するもの →「動名詞」


・動詞が形容詞化するもの →「現在分詞」


・動詞が副詞化するもの →現在分詞を使った「分詞構文」

「分詞構文」は副詞節を簡略化したもの。これが分詞構文の本質です。

今回はこの「分詞構文」の話です。
分詞構文のつくり方は簡単です。元の副詞節から、

1.まず、「接続詞」をとる。

2.次に「主語」をとる。

3.最後に動詞を「現在分詞」に変える。

これだけです。


※分詞構文で過去分詞から始まるものをよく見かけますが、これは現在分詞[ being ]を省略したものです。

分詞構文は原則として全て現在分詞で作られます。


分詞構文の意味と、主語、時制について以下にまとめます。

1.付帯状況(同時:~しながら….する)

2.付帯状況(動作の連続:~して….する。接続詞は [and] )


3.時(接続詞 while, when, after, before をとったもの。)


4.理由(接続詞 as, since, because をとったもの。)


5.条件(接続詞 If をとったもの。 ~すれば、~だったら)


6.譲歩(接続詞 though をとったもの。~だが)

7.分詞構文の主語

 

まず、
1.付帯状況(同時:~しながら….する)

※主節と同時に~している場合は接続詞を使って書き換えることが出来ません。

He waved his cap, smiling happily.
「彼は幸せそうに笑いながら帽子を振った。」

Crossed her legs, She was answering the interviewer’s question.
「彼女は足を組みながら面接官の質問に答えていた。」
(being の省略)

Playing the harmonica, John plays the guitar.
「ジョンはハーモニカを演奏しながらギターを弾きます。」

Driving a car, I ate a hamburger.
「私は車を運転しながらハンバーガーを食べた。」

Receiving a strong punch, the boxer was looking for an opportunity to fight back.
「強烈なパンチを受けながらそのボクサーは反撃の機会をうかがっていた。」


2.付帯状況(動作の連続:~して….する。 接続詞は [and] )

He greeted the audience, and boarded the plane.
「彼は聴衆に挨拶をして飛行機に乗った。」

これを分詞構文にすると

Having greeted the audience, He boarded the plane.
となります。

A little girl came up to me, asking me to buy some flowers.
「小さな女の子が私のところにやって来て、花を買ってくれと頼んだ。」

He turned on the TV,  watching the game.
「彼はテレビをつけてその試合を見た。」

She slapped me on the face,  walking away from the spot.
「彼女は私を平手打ちしてその場から歩き去った。」

The king put a photo in front of him,  recommending that he marry the woman.
「王は彼の前に写真を置いてその女性と結婚するよう勧めた。」


3.時(接続詞 while, when, after, before をとったもの。)

Fighting a kendo match, he got injured in his shoulder.
「剣道の試合をしていて彼は肩にけがをした。」

Seeing his mother, the baby stopped crying.
「母親を見ると、その赤ちゃんは泣き止んだ。」

Turning left at the next traffic signal, You will find the post office on your right.
「次の信号で左折すると、右側に郵便局があります。」

Left to herself,  She felt a mysterious horror.
「一人取り残されると彼女は得体のしれない恐怖を感じた。」

Waiting for their parents to get home, The sons enjoyed playing video games.
「両親の帰宅を待っている間、息子たちはビデオゲームを楽しんだ。」


4.理由(接続詞 as, since, because をとったもの。)

Knowing little of the mountain, he hired a guide for two days.
「その山のことをほとんど知らなかったので彼は2日間ガイドを雇った。」

Being busy these days, I couldn’t get in touch with her.
「最近忙しかったので彼女と連絡が取れなかった。」

Having had too much, I couldn’t eat dessert.
「沢山食べすぎたのでデザートを食べることができなかった。」

Not having known the schedule at all, I was absent from the meeting.
「スケジュールを全然知らなかったのでその会議に欠席した。」

Being active at that time, He took part in various activities
「彼は当時積極的だったので色々な活動に参加しました。」


5.条件(接続詞 If をとったもの。 ~すれば、~だったら)

・主文には普通 may や will が用いられる。

Controlling the temperature well, kerosene will last for a week.
「温度をうまくコントロールすることで、灯油は1週間もちます。」

Practicing pitching hard, you will get better control.
「一生懸命投球練習をしたら、コントロールはますます良くなるよ。」

Having a good surgeon perform the operation. This disease will be completely cured.
「腕のいい外科医に手術してもらうとこの病気は完治するだろう。」


6.譲歩(接続詞 though をとったもの 。~だが)

Granted you are honest, I couldn’t accept the fact.
「君が正直なのは認めるが、その事実を受けれることはできない。」

Admitting he isn’t good at exercising, I think he can do push-ups.
「彼が運動音痴なのは認めるとしても、腕立て伏せぐらいはできるだろう。」

Having ruled by the tyrant, They protected religious freedom.
「暴君に支配されようとも彼らは信教の自由を守った。」

Being a young regent, He protected Japan from the invasion of Mongolia.「若い執権ではあったが、彼は蒙古の侵略から日本を守った。」

Considered as a work of architecture. This house lacks functionality.
「建築的な作品としてみると、この家は機能性を欠いているな。」


7.分詞構文の主語


・分詞構文の前に何も無ければ主節の主語が分詞構文の意味上の主語。

・分詞構文の前に主節の主語と異なる主語(名詞)があれば、これが分詞構文の意味上の主語。→「独立分詞構文」と呼ばれます。

Weather permitting, We will go skiing tomorrow.
「天候が良かったら明日スキーに行きます。」

The teacher having been absent, We had to study by ourselves.
「先生が休んだので僕たちは自習しなければならなかった。」

The enemy plane having left, The troop resumed its march.
「敵機が去った後、部隊は進軍を再開した。」

最後に、
※分詞構文の時制について。分詞構文の動作や状態が主節の動詞より以前に完了している場合、あるいは時間のズレをはっきり強調したい場合は完了形を使います。

例→上述最後の2つの例文をご参照ください。

 

今回は以上です
ご精読いただきありがとうございました。



関連記事