完了形

「現在完了形」と「現在完了進行形」 『今現在』を鮮やかに表現する時制。そのポイントを見つけることが重要。


英語において「
動詞の現在形」は「今、この時」を表現できません。

「現在完了形 」 と 「現在完了進行形」そして「現在進行形」こそが「今、現在」を鮮やかに表現する時制です。

「現在完了形」「現在完了進行形」とは過去のあるポイントで始まったことが今現在までつながってる「継続」を表現しています。

この継続感覚こそが完了形 perfect の本質で「継続」「経験」「完了」「結果」の4つの意味のベースにあるわけです。

したがって現在完了形、現在完了進行形には必ずこの「継続」を表しているポイントの語句があります。

文中にこの「ポイント」があれば現在完了形もしくは現在完了進行形の時制であると考えますが、この「ポイント」がない場合はただの現在形、現在進行形を使います。


それではこの「継続を表すポイント」はなにか? というと、


①動作、状態が過去から今現在まで続いているその始点を示す語句

②始点を示す語句がない場合はその期間を表す語句。

このいずれかがある場合は「ずっと」という継続の意味を含んでいますから現在完了形、現在完了進行形の表現を使います。

繰り返しますが、この「ずっと」の感覚がない場合は普通の現在形、現在進行形になります。

つまり 「何時から」とか「いつから」「どれくらいの間」が無い場合は現在完了形、現在完了進行形は使えないと言うことです。

この視点が「現在形」と「現在完了形」を明確に区別しています。

現在形については以前の記事「動詞の現在形」 知ってますか?動詞の現在形がいつのことを意味するか?で詳説していますのでそちらもご参照ください。


以下に現在完了の6つのポイントをまとめます。

1.継続(ずっと~している)

2.経験(~たことがある。経験をずっと持ち続けていると考える)

3.完了(~したところだ。完了した状態をずっと持ち続けていると考える)

4.結果(~してしまった。その結果をずっと持ち続けていると考える)

5.現在完了形で使われる時を表す副詞(句)

6.現在完了形で使わない時を表す副詞(句)

 

まずは、
1.継続(ずっと~している)

・現在完了形には状態動詞が使われる。

・現在完了進行形には動作動詞が使われる。

・形は現在完了形の場合→have (has) +過去分詞

・現在完了進行形の場合→have (has) been +現在分詞(Ving)

・始点を表す⇒since、期間を表す⇒for,  How long, theseが継続のサイン。


Taro has been absent since last Monday.
「太郎はこの前の月曜日から休んでいる。」

I have been caught a cold for a week.

「俺、この1週間ずっと風邪気味なんだよね。」

Hanako has been working for the company since 1999.
「花子は1999年からずっとその会社ではたらいている。」
(現在完了進行形なのでこれからも働きつづける。)

How long have you been waiting for him?
「どれくらい彼を待っていますか?」

I have known that singer since she was in college.
「私はその歌手を彼女が大学にいた時から知っています。」


2.経験(~たことがある。経験をずっと持ち続けていると考える)

・形は have (has) +過去分詞、have (has) been to(行ったことがある)

・「かつて」の意味の ever, never, beforeがある。

・「頻度」の意味の often, once, twice, ~times, seldomを使ったりする。

※ once には「一度」と「かつて」の2つの意味がある。
動詞の前にある場合は「かつて」。文語にある場合は「一度」

Have you ever seen a ghost?
「お化け見たことある?」

I have watched a movie only once with my wife in Ginza before we got married.
「結婚する前に一度だけ妻と一緒に銀座で映画を観たことがあります。」

Has he ever been to Russia?
「彼はロシアに行ったことがありますか?」

Have you ever visited Aobayama before?
「青葉山に行ったことはありますか?」

I have never tried to eat ”ox-tongue” yet.
「私はまだ牛タンを食べたことがありません。」


3.完了(~したところだ。完了した状態をずっと持ち続けていると考える)


・形は have (has) +過去分詞、have (has) been to(ちょうど行ってきたところだ)

・「すでに」「もう」の意味 already, yet

・「ごく近い過去」の意味 now, today, this week, just, recently, lately

※ lately は今現在を含んでいる「最近」。recentlyは今現在を含まない「最近」。

I have already had my supper.
「私はもう夕食を済ませました。」

I have made up my mind to run for the election.
「私は選挙に立候補することを決心した。」

My son has graduated from the university in Sendai recently.
「私の息子は最近仙台の大学を卒業しました。」

Have you already finished your homework?
「ええ?もう宿題終わったの?」

※ already は疑問文で「驚き」を表します。

I have been to Toyama to see my sons off.
「息子たちを見送りに富山まで行ってきたところです。」


4.結果(~してしまった。その結果をずっと持ち続けていると考える)

※結果を表す完了形は以下の4つぐらい。

・have (has) gone(出かけてしまった、今はいない、無くなった)

・have (has) come (やって来た)

・have (has) lost(なくした)

・have (has) left(置き忘れた、置いてきた)

※結果を表す現在完了形には始まりと終わりのポイントを示す時を表す副詞が基本的に無いのが特徴です。

My father has gone to Hida on business trip.
「父は出張で飛騨へ行きました。」
(今は家にいません。)

Spring has come.
「春が来た。」
(今現在春です。)

She has lost her only son in the war.
「彼女は戦争で一人息子を失った。」

I have left my umbrella in the train.
「電車に傘を置き忘れた。」

Kanichiro has left his family in Morioka
「貫一郎は盛岡に家族を残してきたのである。」


5.現在完了形で使われる時を表す副詞(句)


※以下の時を表す副詞は現在完了形でよくつかわれます。
「現在完了形ではないか?」というサインです。

today, tonight, now, this week, this month, before, already, yet, just , recently, lately

※these days, nowadays も「最近」「近頃」の意味ですが完了形では使えません。現在形のみで使います。


6.現在完了形で使わない時を表す副詞(句)

※以下の時を表す副詞は現在完了形で使われません。
「今現在」を意味していないということです。注意しましょう。

yesterday,(ただし since yesterday はOK) last~, in(年), ~ago, just now(ついさっきの意味。もう過去です。これは特に要注意), when~, what time~, そして前述の these days, nowadays

これで現在完了形、現在完了進行形は大丈夫です。

 

今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。


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