知覚動詞は「~が~するのを見る、聞く、感じる」を表現する第5文型SVOCを作ります。
OとCには主語、述語の関係が成立しているのが大原則です。
この知覚動詞の see, watch, hear, feel, catch, find についてどのような補語(C)をとるのかを紹介します。
今回は[see]を取り上げます。
知覚動詞[see]の補語になるのは原形不定詞、現在分詞、過去分詞の3つ。いずれも形容詞として使われています。
以下、例文を見ていきましょう。
目的語(O)+原形不定詞「Oが~するのを見る」(一部終始見る)
A police officer saw him take the bag from a woman.
「警察官は彼が女性からバッグを奪うのを目撃した。」
※受動態にする場合には[to不定詞]が使われます。
He was seen to take the bag from a woman by a police officer.
「彼は女性からバッグを奪うところを警察官に目撃された。」
目的語(O)+現在分詞「Oが~しているところを見る」(動作の途中、最中)
Taro saw Keiko dancing happily in the music room.
「太郎は恵子が音楽室で楽しそうに踊っているところを見た。」
※立ち止まって一部始終見ていたというより、通りがかった際にチラリと見た感じ。
目的語(O)+過去分詞「Oが~されるのを見る」(受動関係)
He saw the missionaries executed in Nagasaki.
「彼は長崎で宣教師たちが処刑されるのを目の当たりにした。」
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。