副詞節においては未来のことであっても、それは助動詞 will を使った「意志や予想」といった動作の主体の「気持ち」(will)とは関係のない、そして、その影響を受けない「時や状況」といった条件を表しています。
未来表現の助動詞 will は必要ありません。動詞は現在時制で表現します。
以下に「条件」を表す副詞節をつくる代表的な接続詞、動詞を取り上げました。
馴染み易い構文です。英作文に活用しましょう。
例文とあわせてご覧下さい。
if+SV もしSがVしたら
If dad comes home early today, we’ll play video games together.
「もしお父さんが今日早く帰ってきたら一緒にゲームをしよう。」
once+SV ひとたびSがVしたら
Once you learn the basic tasks, this is a fun place to work.
「一度基本的な仕事を覚えてしまえば、ここは楽しい職場だ。」
unless+SV SがVしない限り
You won’t be able to get into that university unless you study harder.
「もっと一生懸命勉強しない限りその大学には合格できないだろう。」
※ unless の後は肯定文が続く。ふつう仮定法では用いない。
in case+SV SがVする場合には
In case any side effects appear, please stop taking the medicine immediately.
「副作用が現れた場合は、直ちに服用を中止してください。」
as long as+SV SがVする限り
I’ll buy you any car as long as it’s within the budget.
「予算内であればどんな車でも君に買ってあげるよ。」
suppose(supposing)+SV もしSがVしたら
Suppose(Supposing) you are appointed as the new prime minister, How do you deal with this problem?
「もしあなたが首相に任命されたら、この問題にどう対処しますか?」
provided(that)+SV もしSがVしたら
I will stop by that art museum provided that I have time.「時間があれば、その美術館に立ち寄るつもりだ。」
※ provided は接続詞。
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。