使役動詞(causative verb)で使われる動詞の補語について取り上げています。
今回は[have]を紹介します。
[have]という動詞の基本的な意味は「持っている」これだけです。
使役動詞であれ、完了形であれ、[have]はこのイメージだけでOKです。
ただ、同じ使役動詞の[make]が持つ強い強制力はありません。
語源的には「所有する、持つ、経験する」という感覚の理解だけで十分です。
この[have]、使役動詞として使われる場合も当然「持っている」という意味です。
「~してくれる人、モノを持っている」この意味合いで十分です。
補語になるのは原形不定詞、現在分詞、過去分詞です。
もちろん他のSVOC同様、OCに主語、述語の関係があるのは第5文型の全てに共通していることで、これがこの文型の判別のポイントです。
例文を見てみましょう。
主語+have+目的語(人、もの)+原形不定詞~
「目的語(人、もの)に~してもらう(依頼)」
I had them repair this roof.
「彼らにこの屋根を修理してもらいました。」
I want to talk to him, Have him come to the laboratory.
「彼と話がしたい、研究室に来させなさい。」
主語+have+目的語(人、もの)+現在分詞~
「目的語(人、もの)に~させておく(その状態の継続)」
I have my son driving for me.
「私に代わって息子に運転してもらっています。」
I won’t have him insulting my sister.
「彼に私の妹を侮辱させておかない。」
主語+have+目的語(人、もの)+過去分詞~
「目的語(人、もの)を~される、してもらう」
I had my hair cut yesterday.
「昨日、髪の毛を切ってもらったの。」
I had my English report corrected by John.
「私はジョンに英語のレポートを添削してもらった。」
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。