使役動詞

【使役動詞の[let]】は第5文型SVOCを作る!補語になるのは原形不定詞だけだ!

使役動詞(causative verb)で使われる動詞の補語について取り上げています。

今回は[let]を紹介します。

[let]という動詞は「相手の意志を妨げない、尊重する、自由に~させる」という意味で使われます。

語源的には「緩める、許す、そのままにする」という感覚で理解すると分かり易い。


[let it be]や[let it go]というふうに歌のフレーズでもよく使われるように心に解放感をもたらす表現をつくることが多い動詞です。

この[let]、使役動詞として使われる場合は「こちらから働きかけて相手(目的語)に~させる。自由に~させる。」という意味で使われることがほとんどです。

補語になるのは原形不定詞だけですが、慣用表現でknow, hear, see といった動詞が使われることが多い。


もちろん他のSVOC同様、OCに主語、述語の関係があるのは第5文型の全てに共通していることで、これがこの文型の判別のポイントです。


例文を見てみましょう。



主語+let+目的語(人、もの)+原形不定詞~

「目的語(人、もの)に~させる」

Let them know how strong we are.
「あいつらに俺たちがどんなに強いか教えてやろう。」

Don’t let the girls walk in the dark street.

「女の子たちに暗い道を歩かせてはいけません。」

We let them see what they had done in our country.

「彼らが私たちの国で何をしてきたのかを彼らにわからせた。」

Let me sleep another 10 minutes.

「あともう10分寝かせてくれ。」

We had better let her handle this problem.

「この問題は彼女にまかせた方がよさそうだ。」



今回は以上です。

ご精読いただきありがとうございました。

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