知覚動詞は「~が~するのを見る、聞く、感じる」を表現する第5文型SVOCを作ります。
OとCには主語、述語の関係が成立しているのがこの文型の大原則です。
この「補語」の存在に気付くかどうかがこの文型を判別するポイントです。
この知覚動詞の see, watch, hear, feel, catch, find についてどのような補語(C)をとるのかを紹介しています。
今回は[find]を取り上げます。
[find]が第5文型で使われる場合は「O(目的語)が~しているの見つける、気付く」「Oが~されているのを見つける、気付く」の2つの使われ方をします。
進行と受動の状態にあることを認知するということです。
知覚動詞[find]の補語(C)になるのは現在分詞と過去分詞だけです。
以下、例文を見ていきましょう。
find+目的語(O)+現在分詞
「Oが~しているのを見つける、気付く」
A Maritime Self-Defense Force patrol plane found a navy ship of a certain country conducting suspicious activities in Japanese territorial waters.
「海上自衛隊の哨戒機が、日本の領海内で不審な活動をしている某国の海軍艦艇を発見した。」
I found my lost little brother crying on a park bench.
「私は迷子の弟が公園のベンチで泣いているのを見つけた。」
find+目的語(O)+過去分詞
「Oが~されているのを見つける、気付く」
The reconnaissance party found antitank mines buried in the road.
「偵察隊は道路に埋設されている対戦車地雷を発見した。」
Police found the suspect’s car abandoned in a convenience store parking lot.
「警察は、コンビニの駐車場に乗り捨てられた容疑者の車を発見しました。」
O=C、OとCの主語、述語関係。これが成立しているのがポイントです。
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。