知覚動詞は「~が~するのを見る、聴く、感じる」を表現する第5文型SVOCを作ります。
OとCには主語、述語の関係が成立しているのが大原則です。
この知覚動詞の see, watch, hear, feel, catch, find についてどのような補語(C)をとるのかを紹介します。
今回は[watch]を取り上げます。
[watch]は動いているものや物事の様子を注意深く監視する、注視する動詞。
知覚動詞[watch]の補語になるのは原形不定詞、現在分詞の2つ。
過去分詞はありません。
以下、例文を見ていきましょう。
目的語(O)+原形不定詞「Oが~するのを注視する」(一部始終)
The children watched their mother make the cake.
「子供たちは母親がケーキをつくるのをじっと見ていた。」
The Greeks watched the celestial bodies move around the earth on this mountain.
「ギリシャ人はこの山で天体が地球の周りを移動するのを観察した。」
※この文型に受動態はありません。
目的語(O)+現在分詞「Oが~しているのをじっと見る」
We sat there, watching the sun setting on the horizon.
「私たちはそこに座って、水平線に沈む夕日を眺めた。」
She didn’t answer my question and silently watched the falling snow melting slowly on the rails.
「彼女は僕の問いかけには答えず、レールの上に降る雪がゆっくりと溶けていくのを黙って見ていた。」
※現在分詞は進行中の動き。
この文型の判定の決め手はOとCに主語、述語関係が成立してしているかどうかです。この点にいつも注意しましょう。
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。