使役動詞(causative verb)で使われる動詞の補語について取り上げています。
今回は[make]を紹介します。
[make]という動詞の基本的な意味は「材料をこねてぎゅっぎゅっと形を作るイメージ」です。
よって使役動詞のmakeは強い強制力のイメージが伴います。
「強い強制力でもって~させる」この意味合いで十分です。
補語になるのは原形不定詞、過去分詞だけです。
もちろん他のSVOC同様、OCに主語、述語の関係があるのは第5文型の全てに共通していることで、これがこの文型の判別のポイントです。
例文を見てみましょう。
主語+make+目的語(人、もの)+原形不定詞~
「目的語(人、もの)に~させる(強制)」
Hideyoshi made the missionaries leave the country.
「秀吉は宣教師たちを国外に退去させた。」
What makes you say such an irresponsible thing?
「どうしてそんな無責任なことを言うんだ?」
主語+make+目的語(人、もの)+過去分詞~
「目的語(人、もの)を~された状態にする」
I couldn’t make myself understood in English.
「英語で自分の考えを理解させることができなかった。」
Even his political influence was not able to make his son elected as a congressman.
「彼の政治的影響力をもってしても、息子を下院議員に当選させることはできなかった。」
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。