第5文型SVOCで使われる動詞の補語について取り上げています。
今回は[leave]を紹介します。
第5文型SVOCで使われる時の[leave]という動詞は「~させておく、~されたままにしておく」という意味で使われます。
語源的には「そのままにして立ち去る」といった意味です。
OCに主語、述語の関係があるのは第5文型の全てに共通していることで、これがこの文型の判別のポイントです。
この[leave]を用いた時のSVOCの補語になるのはto不定詞、現在分詞、過去分詞です。
例文を見てみましょう。
主語+leave+目的語(人、もの)+to不定詞~
「目的語(人、もの)に~させておく」
We had better leave them to do as they like.
「彼らの好きなようにさせておいたほうがいいでしょう。」
I’ll leave Tanaka to persuade her.
「彼女を説得するのは田中に任せよう。」
※to不定詞ですから、これからすることが補語になるわけです。
主語+leave+目的語(人、もの)+現在分詞~
「目的語(人、もの)に~させておく」
We shouldn’t leave children playing video games at home.
「私たちは子供たちテレビゲームをしているまま家に置いておくべきではない。」
Leave the engine idling for 30 minutes after putting this oil additive in.
「このオイル添加剤を入れた後、エンジンをアイドリング状態で30分間放置してください。」
※現在分詞ですから、やっている最中のことが補語になるわけです。
主語+leave+目的語(人、もの)+過去分詞~
「目的語(人、もの)を~されたままにしておく」
Leave it frozen in the refrigerator for a week.
「これを冷蔵庫の中で一週間凍ったままにしておいてください。」
He left her remark unnoticed.
「彼は彼女の発言を気にも留めずにいた。」
※過去分詞ですから、受動の状態になっているものが補語になるわけです。
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。