英語を理解する上で「5文型」を理解することは非常に重要だということを繰り返し述べてきました。
単語、熟語に意味があるように5文型のそれぞれの型にも当然、意味があります。
とりわけ第4文型 SVOO と 第5文型 SVOC は一見似通っていますがこれをしっかり見分けることが重要です。
今回も第5文型 SVOC をつくる代表的な動詞を取り上げます。
英文を速く読み、書き、聴く、話すために、主語・動詞があったら、その後にどのような文がくるのか、どのような品詞が続くのかを瞬時に予想することが大事です。
もちろん、それぞれの動詞は各文型の専用のものではありませんし、他動詞、自動詞それぞれ意味を合わせ持っています。
同じ他動詞が第3、4、5文型で使われています。
第何文型であるかはその文脈で判断するしかありません。
今回取り上げた単語も汎用的で多くの語法を持っています。
動詞の後に 目的語+副詞句がくるのか、名詞が2つ続くのか、目的語+補語が置かれるのか、これを先読みするためにもそれぞれの文型で頻繁に使われている動詞の語法を理解しておくことが効率的な学習に繋がります。
語法が似ている動詞をグループ化して紹介しています。
今回は第5文型の thinkタイプ「OをCだと思う、みなす」find, show, feel, hold を取り上げます。
この辺の単語から、第4文型、第5文型の見分けが少し難しくなってきますが、第5文型はO=C, O is C の原則に立ち返って考えることがポイントです。
例文を見ていきましょう。
find(~が~であると知る、わかる)
The new students soon found the teacher (to be) unpopular.
「新入生たちは、すぐに先生の不人気ぶりを知った。」
show(~が~であることを明らかにする、証明する)
The remarks showed him (to be) ignorant on the issue.
「その発言は、彼がこの問題に対して無知であることを示すものだった。」
feel(~を~であると感じる、思う)
The judge felt the defendant’s testimony (to be) false.
「裁判官は被告の証言が虚偽であると思った。」
hold(~を~だと思う)
He was not prosecuted, but I still hold him (to be) the culprit.
「彼は起訴されなかったが、私は今でも彼が犯人であると考えている。」
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。