第5文型SVOCで使われる動詞の補語について取り上げています。
第5文型の判別には補語の見極めが非常に大事です。
今回は動詞[help]を紹介します。
第5文型SVOCで使われる時の[help]という動詞は使い方が特徴的です。
「ある目的のため、積極的に必要な援助をする」という意味で使われますが、次の2点に注意して使いましょう。
1. 主語が人、生物で「~することを手伝う、助ける」という意味では人を目的語にとり、C(補語)には原形不定詞を使います。
make, have のような使役動詞と同じ用法です。
2. 主語が人以外(無生物主語)で「~するのに役に立つ、助けとなる」という意味で使われる場合は人を目的語にとり、C(補語)にはto不定詞を使います。
以下、例文を見てみましょう。
主語(人、生物)+help+目的語(人)+原形不定詞~
「O(目的語)が~することを手伝う、助ける」
I helped my mom make a cake.
「僕はママがケーキをつくるのを手伝ったんだよ。」
Patrasche helps Nero carry the milk every day.
「パトラッシュはネロが毎日牛乳を運ぶのを手伝います。」
※パトラッシュはネロ少年の愛犬
※受動態の場合はto不定詞が用いられる。
Nero is helped to carry the milk by patrasche every day.
「ネロは毎日パトラッシュにミルクを運ぶのを手伝ってもらっています。」
主語(無生物)+help+目的語(人)+to不定詞~
「O(目的語)が~するのに役に立つ、助けとなる」
This book will help you to understand Neo-Confucianism.
「この本は君が朱子学を理解するのに役立つと思う。」
The encouragement of parents helped him to pass the exam.
「両親の励ましのおかげで彼は試験に合格することができた。」
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。