第4文型 SVOO で使われる動詞はその直後の目的語(多くの場合は人)が前置詞の to, for, of を伴って後ろに移動することによって第3文型 SVO+前置詞句(副詞)に転換できます。
しかし、以下の動詞が次のような意味で使われている場合はその順序を変えることができず、SVOO⇨SVOの転換はできません。
以下の4つの動詞とその意味です。
take(時間をかけさせる)
save(~を省く)
cost(費やさせる、犠牲にさせる)
spare(面倒、苦労をかける)
それでは例文を見てみましょう。
take(時間をかけさせる)
Writing the thesis took him a good 5 months.
「彼は論文を書くのに優に5か月かかりました。」
save(~を省く)
This app saves us a lot of troublesome procedures.
「このアプリのおかげで、面倒な手続きが省けるようになりました。」
cost(費やさせる、犠牲にさせる)
The diplomatic concessions cost them political freedom, and finally sovereignty and territory.
「その外交的譲歩によって、彼らは政治的自由を失い、ついには主権と領土を失ってしまった。」
※cost の変化は [cost-cost-cost]
spare(面倒、苦労をかける)
He worked hard part-time job to earn money for tuition so that He wouldn’t spare parents financial burden.
「彼は親に経済的負担をかけないよう一生懸命アルバイトをして学費を稼ぎました。」
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。