5文型

受験生なら必ず覚えろ!第4文型 SVOO をつくる授与動詞-その2  前置詞 to を使うタイプ  【allow, promise, pass, pay】

今回は「第4文型 SVOO をつくる動詞-その2」  として、前置詞 [to] を使うタイプの動詞を紹介します。

この第4文型 SVOOで使われる動詞は「授与動詞」と呼ばれ「に〜を渡す、伝える」という意味を持っている文型です。


SVOOのOOは目的語が2つ続く文型で、それは多くの場合「人、もの(事)」の順番になります。人以外が最初の目的語になる場合もあります。

しかしこの順番が「もの(事)、人」の形に順序が入れ替わると、第3文型のSVOに変化し、後ろに下がった名詞、代名詞の前には必ず前置詞の to, for あるいは of が置かれて、前置詞句の副詞に変化します。


今回は前回に続き前置詞 [to] を要求する動詞を4つ取り上げます。

この[to]は動作や行為の「到達点」であり、これを欠くと文の意味が成り立たなくなるので省略できません。



allow(~するにまかせる、許す)
promise(~すると約束する)
pass(テーブルで物を渡す、回す)
pay(人に~を支払う)


それでは例文を見てみましょう。

allow(~するにまかせる、許す)

She allows her son playing video games for an hour a day.
「息子が1日1時間テレビゲームをするのを許している。」

The mother, who is a major shareholder, allows monthly pocket money of one million yen to her son.
「大株主である母親は、息子に毎月100万円のお小遣いをあげている。」

[allow oneself] で「〜にふける」という表現もあります。


He doesn’t allow himself alcoholic drink.
「彼は酒を飲まない事にしている。」

promise(~すると約束する)

We promised each other to reunite at Yasukuni shrine on our sortie.
「出撃の際に我々は靖国神社で再会することを互いに約束した。」
※この[to reunite]は目的語。

I promised that the report should be done by tomorrow to the professor.

私は明日までにレポートを完成させることを教授に約束しました。」

pass(テーブルで物を渡す、回す)

Pass me the potato salad.
「僕にポテトサラダを回して。」

Will you pass the pepper to
me?
「コショウを回してちょうだい?」

pay(人に~を支払う)

I will pay you the contract money by bank transfer next week.
「来週、あなたに銀行振込で契約金を支払います。」

The management pay regular bonuses to all employees.
「経営陣は全社員に定期的にボーナスを支給している。」


今回は以上です。

ご精読いただきありがとうございました。

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