第5文型SVOCで使われる動詞の補語について取り上げています。
今回は[set]を紹介します。
第5文型SVOCで使われる時の[set]という動詞は「~させる、始めさせる」という意味で使われます。
語源的には「置く、座らせる、固定する」といった意味です。
「そういった状況に置く」といった感覚でとらえるとわかり易いと思います。
補語になるのはto不定詞、現在分詞のみです。
以下の2つの使い方、意味を知っておけば十分です。
例文を見てみましょう。
主語+set+目的語(人)+to不定詞~
「目的語(人)に~させる」
The coach set the club members to weed the baseball ground.
「監督は部員たちに野球場の草むしりをさせた。」
Washington set his men to cross the frozen Delaware River by boat.
「ワシントンは部下たちに凍結したデラウェア川を渡河させた。」
※用法としては使役動詞の[get]と同じですが、意味としては[have]に近い感覚です。
主語+set+目的語(人、モノ)+現在分詞~
「目的語(人、モノ)に~を始めさせる」
The question posed by a male student set the professor thinking.
「ある男子学生が発した質問に、教授は考え込んでしまった。」
The warm weather of the last few days set flowers blooming.
「ここ数日の暖かさで、花々が咲き始めました。」
※ある「状況下」に置くという感覚です。
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。