日本語訳だけ見ると「誰々に~する」という文になるのでつい「SV+人+事」あるいは「SV+事+人」にしてしまいがちな以下の動詞。
これらの動詞は基本的にSVOMかSVMOの形、具体的には「SV+事柄+to 人」もしくは「SV+to 人+that節(名詞節)」の形をとります。
つまり「人」を目的語に取りません。
英作文や括弧の穴埋め問題でよく出される文法単元ですから、注意しておきましょう。
1.explain 説明する
2.suggest 提案する、ほのめかす
3.express 表現する
4.propose 申し出る
まずは、
1.explain 説明する
✖ The instructor explained us how to operate the machine.
「そのインストラクターは私たちにその機械の操作を説明した。」
〇 The instructor explained to us how to operate the machine.
2.suggest 提案する、ほのめかす
〇 The professor suggested to me that I should major in criminal law.
「その教授は私に刑法を専攻すべきだと提案した。」
もしくは
〇 The professor suggested that I should major in criminal law to me.
※実際は最後の to me は不要ですが。
✖ The professor suggested me that I should major in criminal law.
〇 The Secretary of State has suggested economic sanctions to the ambassador.
「国務長官は大使に経済制裁することをほのめかした。」
✖ The Secretary of State has suggested the ambassador economic sanctions.
3.express 表現する
〇 The daughter expressed her wish to her parents.
「その娘は彼女の願いを両親に話した。」
✖ The daughter expressed to her parents her wish.
4.propose 申し出る
〇 The president proposed a contribution of 10 billion yen to the refugees.
「その社長は避難民に100億円の寄付を申し出た。」
✖ The president proposed the refugees a contribution of 10 billion yen.
この他、admit(認める)や confess(告白する)も同様の形をとります。
The student admitted to the teacher his cheating on the test.
「その生徒は先生にテストでのカンニングを認めた。」
The man confessed to the priest that he acted against his faith.
「その男は司祭に信仰に背いたことを告白した。」
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました