「第4文型 SVOO をつくる動詞-その4」 として、前置詞 to を使うタイプの動詞を紹介しています。
この第4文型 SVOOで使われる動詞は「授与動詞」と呼ばれ「に〜を渡す、伝える」という意味を持っている文型です。
SVOOの[OO]は目的語が2つ続く文型で、それは多くの場合「人、もの(事)」の順番になります。人以外が最初の目的語になる場合もあります。
しかしこの順番が「もの(事)、人」の形に順序が入れ替わると、第3文型のSVOに変化し、後ろに下がった名詞、代名詞の前には必ず前置詞の to, for あるいは of が置かれて、前置詞句の副詞に変化します。
今回も引き続き前置詞 to を要求する動詞を5つ取り上げます。
この[to]は動作や行為の「到達点」であり、これを欠くと文の意味が成り立たなくなるので省略できません。
tell(告げる、話す)
teach(教える)
write(書き送る)
take(~を持っていく)
show(~を見せる)
それでは例文を見てみましょう。
tell(告げる、話す)
He told us his experiences at college.
「彼は私たちに大学での経験を話してくれた。」
She told confidential information about a product she was developing to me.
「彼女は開発中の製品に関する極秘情報を私に話した。」
teach(教える)
Professor Herrigel teaches us German Idealist philosophy.
「ヘリゲル教授は僕たちにドイツ観念論哲学を教えている。」
Mr. Okawa taught Japanese history to us.
「大川先生には日本史を教えていただきました。」
write(書き送る)
Hirose wrote grandmother about his life in Russia.
「広瀬は、ロシアでの生活を祖母に書き送った。」
He wrote a farewell letter to his old friend.
「彼は長年の友に惜別の手紙を書いた。」
take(~を持っていく)
Take the guest a cup of coffee.
「お客様にコーヒーをお出しして。」
※「持っていく」は take、「持ってくる」は bringです。
Bring me a glass of water.
「水を1杯持ってきてくれ。」
Take the newspaper to dad upstairs.
「新聞を2階のお父さんに持ってって。」
show(~を見せる)
He showed me a picture of his family.
「彼は家族の写真を見せてくれた。」
I showed my driver’s license to the officer.
「私は運転免許証を警官に見せた。」
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。