接続詞の if については二つの意味を覚えておけば十分。「~ならば」と「~かどうか」この2つ。しっかり整理しておきましょう。文法問題で頻出です。
要点は以下の2つ。
1.「~ならば」という意味は条件を表す副詞節で使われます。大事なのはこの節では未来可能性のあることを予測する場合、未来の事でも動詞は現在形。助動詞の will を使ってはいけません。未来の事に話し手の意志(will)は介在しませんから。
2.「~かどうか」という意味は名詞節で使われます。
名詞節ですから主語か目的語(節)として使われていると考えましょう。ここで大事なのは未来のことを will を使って表現することです。未来の事の予想には話し手の意志(will)が介在しますから。
それでは例文を見ていきましょう。
副詞節。will は使いません。
If it rains tomorrow, we should cancel our climb to Nishihotaka.
「もし明日の天気が雨ならば西穂高への登山は中止しましょう。」
Do you mind if I use your computer tomorrow?
「明日あなたのコンピューターを使っても構いませんか?」
If you have finished reading the book, please return it to the library for me.
「その本を読み終えたら、私の代わりに図書館に返してください。」
※未来の事でも現在完了形です。
名詞節。will を使います。
I’m not sure if she’ll come to work tomorrow.
「明日、彼女が出勤するかどうか僕にはわからない。」
I don’t know if it will work, but I’ll give it a try first.
「うまくいくかどうかわからないけど、まずは試してみるよ。」
No one knows if you’ll pass the entrance exam. If you want to go to that school, you just have to try.
「入試に合格するかどうかは誰にもわからないぜ。その学校に行きたければ、挑戦するしかないじゃん。」
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。