副詞節

接続詞の if と whether について。  どちらも「~かどうか」という名詞節をつくりますが、使い勝手が全然違います。


接続詞 の if と whether、ここで少し整理したいと思います。

接続詞の if と whether はどちらも「~かどうか」という名詞節をつくりますが、使い勝手が全然違います。

「接続詞」の if は「もし~ならば」という条件を表す副詞節と「~かどうか」という名詞節を作ります。ここでは名詞節を作る if を取り上げます。 

接続詞 の whether は「~かどうか」「~であろうとなかろうと」という名詞節を作ります。

似たような感じの接続詞ですが、その「使い勝手」に大きな差があります。

結論をいうと whether の方が圧倒的に使いやすい。


以下にその用法を整理します。




まずは If

1.if は名詞節であっても主語、補語にはなれない。
※if の名詞節は文頭にこないということです。

2.if の名詞節は目的語にしかなれない。

3.if の名詞節は前置詞の目的語になれない。

4.if の名詞節は名詞を同格修飾できない。

5.if or not SV という語順の文はつくれない。

6.if to do「~すべきかどうか」という文はつくれない。

7.if 節は形式主語構文の真主語になれない。

禁則事項だらけです。

「if の名詞節は目的語だけで使われる。」と覚えてしまった方がよろしいかと思います。


続いてwhether

1.whether の名詞節は主語、目的語、補語、いずれにもなれる。

2.whether の名詞節は前置詞の目的語になれる。

3.whether の名詞節は名詞を同格修飾できる。

4.whether or not SV という語順の文はOK。

5.whether to do「~すべきかどうか」という文はOK。

6.whether 節は形式主語構文の真主語になれる。


つまり if の名詞節ができなかったことが whether の名詞節ではほとんどできるということです。

「if の名詞節は他動詞の後の目的語としてだけ使いましょう。」ということです。

目的語以外で「~かどうか」という文を作るときは whether を使っておけば問題ないということです。



以下、例文を見ていきましょう。

Whether he would come to the meeting point on time is our biggest concern.
「彼が時間通りに集合場所に来てくれるかどうかが最大の関心事だ。」
(whether 節が主語)

I don’t know whether that penny-pinching boss will agree to the proposed estimate.

「あのケチな社長がその見積もり案に賛成してくれるかどうかわからないよ。」
(whether 節が目的語)

His ability is so subtle, God knows if he’ll pass the test.

「彼の能力は微妙で、テストに合格するかどうかは『神のみぞ知る』だ。」
(if 節が目的語)

What we’re most worried about is whether or not the US will allow our country to develop its own fighter jets completely.

「私たちが最も心配しているのは、米国が我が国による戦闘機の完全な自主開発を許可するかどうかです。」

The result of the LDP presidential race depends on whether he will  support her.

「彼が彼女を支持するかどうかで、自民党総裁選の結果が変わってくる。」
(前置詞 on の目的語)

Her shaky feeling whether he likes her or not.
「彼が自分に好意を持っているかどうかという彼女の揺れる気持ち。」
(feeling を同格修飾)

Whether or not the President will sign this bill is doubtful.
「この法案に大統領が署名するかどうかは疑わしい。」
(whether or not SV の構文)

The main agenda of our meeting today is whether to take up a bill that would allow the Self-Defense Forces to launch a first strike on enemy territory as our basic policy.

「自衛隊による敵地先制攻撃を可能にする法案を基本政策として取り上げるべきかというのが、本日の当会議の主たる議題でございます。」
(whether to do「~すべきかどうか」という構文)

It is doubtful whether a new era of peace will come to that country after the US military withdraws.
「米軍が撤退した後、その国に新たな平和の時代が訪れるかどうかは疑問である。」(このような形式主語構文の真主語が if ではつくれません。)

 

今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。


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