副詞節

長文読解で必須の知識だ!頻出のフレーズ【 so that 】の意味はこの4つだけ頭に叩き込めば大丈夫だ!これでスラスラ読めるはずだ!

今回はso thatです。so thatを使った文は頻繁に目にすると思いますが、曖昧に理解しているケースが多いようです。ここでしっかり整理しておきましょう。長文読解もだいぶ楽になってきます。以下の4つだけポイントとして覚えておけば大丈夫です。

1.程度(~するほど)

2.目的(~するために)

3.様態(~するように~されて)

4.結果(そして~した)


まず、

1.程度(~するほど)
皆さんご存知の最初に習ったso thatです。「あまりにも~なので~だ」といった内容でtoo~toV に置き換えられたりします。
soの後ろには形容詞か副詞が来ます。 thatはそれを修飾する副詞節を作る接続詞です。
この場合のsoの意味は「とても」「あまりにも」と理解するよりも「それくらい」と理解する方がよろしい。

The pill was so bitter that I couldn’t swallow it.
「その丸薬は苦すぎて私は飲み込めなかった。」
※「その丸薬は私が飲み込めなかったくらい苦かった。」の方が訳としては適切。

The math problem was so difficult that no one could solve it.
「その数学の問題は難しすぎて誰も解けなかった。」
※「その数学の問題は誰も解けないくらい難しかった。」の方が訳としては適切。


2.目的(~するために)

soとthat はくっつけて使います。副詞のsoは「そのように」とか「とても」と普通訳されることが多い。しかし、soの本来の意味は日本語の「そう」と非常に近いので「そうすればこうなる」という結果に注目している文です。
that節の中に必ず助動詞の will, can, may, should が使われるのが特徴です。この助動詞は訳す必要がありません。話し手の「気持ち」を被せているわけです。

I will give you some money so that you can buy something to drink.
「何か飲み物が買えるよう、君にお金を渡しておこう。」
※「君にお金を渡しておくよ、そうすれば君も何か飲み物が買えるよ。」の方が訳としては適切。

Speak more slowly in your lecture so that the students will figure it out clearly.
「講義では生徒がはっきりわかるようゆっくり話しなさい。」
※「講義ではもっとゆっくり話なさい。そうすれば生徒もよく理解するよ。」の方が訳としては適切。


3.様態(~するように~されて)

soとthat の間に過去分詞が置かれます。
ここでのsoの意味も「とても」ではなく「そう、そのように」です。

The text book is so written that the children can understand it.
「その教科書は子供たちが理解できるようにそう書かれている。」

This cheese is so cut that we will have it equally.
「このチーズは私たちが平等に食べられるようにそう切られている。」


4.結果(そして~した、その結果)

so (that)の前に必ずカンマがあります。このカンマは話の場面を二つに分断する役割を担っています。
文が切れていますから、so that以下の節をカンマ前の動詞にかけてはいけません。「そして」「それで」とそのまま訳し下げしましょう。
口語表現ではthatが省略されることが多いです。逆に書き言葉では so が省略されていることが多い。つまりso that , that, soのいずれかの形で使われているということですね。
この文のポイントはあくまで結果に着目しているということです。
同じような構文でカンマ+in order thatがありますが、こちらはその目的に注目してとりわけその過程を強調しています。この点がカンマ+so thatとの大きな違いです。

She prepared slowly, so that she was late for school again.
「彼女はゆっくり支度した。そしてまた学校に遅刻した。」
※結果に注目

It was quite cold, so (that) a lot of students have caught a cold.
「かなり寒かった。それで多くの学生が風をひいた。」
※結果に注目

I’m always studying hard, in order that I can pass the exam.
「試験に合格できるよう、いつも一生懸命勉強しています。」
※目的に向かう過程に注目


いかがでしょうか?長文でso thatがあったら、以上の4つのどれに当てはまるのか、意識して読んでみましょう。

 


今回は以上です。

ご精読いただきありがとうございました。

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