関係代名詞

関係代名詞の as, but, than 先行詞と不完全文というの関係代名詞の条件を備えています。


関係代名詞の as, but, than について。

as, but, than は接続詞として用いられることが多い単語ですが先行詞が直前にあって後ろに不完全文が来る形もあり、疑似関係代名詞 quasi relative pronoun と呼ばれます。

このことを意識しなくても英文は読み進められますが、先行詞を修飾する形容詞の働きをしていることを確認しておきたいところです。

以下例文と合わせてご覧ください。


1.as

※使い方は関係代名詞の which に似ている。
※as 節が文頭に来ることが多い。which 節は文頭に来ない。
※後ろには主語か目的語を欠いた不完全文が来る。

As everyone knows, It is difficult for neighboring countries to share a common historical perception.
「誰もが知っているように、近隣諸国が共通の歴史認識を共有することは困難です。」
※knows の後に目的語が欠けています。

As is often the case with him, He started working without hearing any explanation in advance.

「彼はよくあることですが、事前に何の説明も聞かずに働き始めました。」
※As の後に主語が欠けています。カンマの後の節の全文を受けています。

She has studied hard for the past month, as the results of her test show.
「彼女のテストの結果が示すように、彼女はこの1か月間一生懸命勉強しました。」※show の後に目的語が欠けています。


2.but

※関係代名詞の but は that~not「~しない人はいない。」という意味で用いられることがほとんど。
※there is 始まることが多い。
※but 節の動詞にnotをつけると分かり易い。
※後ろには主語を欠いた不完全文が来る。


There is no father but wishes for his daughter’s happiness.

「娘の幸せを願わない父親はいない。」

There is no one but knows his scandal.
「彼のスキャンダルを知らない人はいない。」

※but については以前の記事Butの用法について。 意外と奥が深いんです。でも取り上げています。ぜひご参照下さい。



3.than

※比較表現で用いられるため、形容詞の比較級を伴う。
※ほとんどの場合 than 以後に主語か目的語を欠いた不完全文が来る。
※than を接続詞と考えてthan 以下を主語を省略した副詞節と見ることも多いので解釈が少し曖昧な部分もある。

He was offered more contract money than could expect.
「彼は思いがけないほどの契約金を提示された。」

There is more food than is needed.
「必要以上の食べ物があります。」


今回は以上です。

ご精読いただきありがとうございました。

一億人の英文法 すべての日本人に贈るー「話すため」の英文法 (東進ブックス) [ 大西泰斗 ]

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