英語を理解する上で「5文型」を知ることは非常に重要です。
単語、熟語に意味があるように5文型のそれぞれの型にも意味があります。
とりわけ第4文型 SVOO と 第5文型 SVOC を見分けることが重要です。
これまで、第4文型 SVOO について何回かに分けて述語動詞(V) として使われる代表的な「授与動詞 Benefactive Verb」を取り上げました。
今回からは第5文型 SVOC をつくる代表的な動詞を取り上げます。
英文を速く読み、書き、聴く、話すために、主語・動詞があったら、その後にどのような文がくるのか、どのような品詞が続くのかを瞬時に予想することが大事です。
もちろん、それぞれの動詞は各文型の専用のものではありませんし、他動詞、自動詞それぞれ意味を合わせ持っています。
同じ他動詞が第3、4、5文型で使われています。第何文型であるかはその文脈で判断するしかありません。
しかし、動詞の後に 目的語+副詞句がくるのか、名詞が2つ続くのか、目的語+補語が置かれるのか、これを先読みするためにもそれぞれの文型で頻繁に使われている動詞の語法を理解しておくことが効率的な学習に繋がります。
語法が似ている動詞をグループ化して紹介してみました。
今回は第5文型の makeタイプ「OをCにする」make, turn, get, set, keep を取り上げます。
基本的な O=C の文を作る動詞です。
例文を見ていきましょう。
make
The children’s beautiful singing voice made the audience happy.
「子どもたちの美しい歌声が、聴衆を幸せにした。」
※O=C [the audience were happy] の状態にした。
turn
The cold weather of the past few days has turned the leaves red.
「ここ数日の冷え込みが木の葉を赤く変えた。」
get
His careless remarks got the president angry.
「彼の不注意な発言が大統領を怒らせた。」
※get は急激な変化を意味する。
set
The sentence set him free for good.
「この判決によって、彼は永久に自由の身となった。」
keep
Keep your room neat and tidy at all times.
「部屋は常に整理整頓しておくこと。」
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。