5文型のうちの第2文型、つまりSVCの文型でVに該当する代表的な動詞がbe動詞であるのはよくご存知だと思いますが、今回2回に分けてbe動詞以外でこのSVC文型を作ることができる動詞を取り上げています。
英語の動詞は自動詞と他動詞に分けられますが、第1文型 SV と第2文型 SVC で使われるのは自動詞のみです。
第2文型についてもう一度整理します。
・S(主語)になるのは名詞(句、節)だけ。
・V(述語動詞)になるのは自動詞だけ。
・C(補語)なるのは形容詞(句、節)と名詞(句、節)だけ。
・S=C 主語と補語はイコール関係である。
※補語になるのは形容詞、名詞だけですから、当然、動名詞、不定詞、分詞もこれに当てはまります。
今回取り上げる動詞も第2文型で使われているということはその場合は「自動詞の仕事」をしているということです。
英語の動詞は同じ動詞でもある時は自動詞で、またある時は他動詞として働く場合があります。
この動詞は他動詞、この動詞は自動詞という風に単体を取り上げて決めつけることができません。その役割は当然ですが、置かれた文脈の中で決まります。
今回は
・「~だと感じる、思う」という「感覚」を表すグループの feel, look, seem, appear
・「~しに行く」「~しながら来る」go Ving, come Ving
を取り上げました。
以下、例文と合わせてご覧下さい。
「~だと感じる、思う」という「感覚」を表すグループ
1.feel
This fabric feels cotton to the touch.
「この生地は木綿のような手触りがする。」
Her hands felt cold as ice.
「彼女の手は氷のように冷たかった。」
2.look
He looked disappointed when he heard the results.
「その結果を聞いて彼はがっかりしているように見えた。」
You look a little pale. You’d better go home soon.
「君は顔色が少し悪いね。早く帰った方がいいよ。」
3.seem
He seems to know the politician’s critical secret.
「彼はその政治家の重要な秘密を知っているらしい。」
4.appear
From the car he’s driving, He seems wealthy.
「乗っている車からすると彼は金持ちらしい。」
She appears sick, though she denies it.
「本人は否定しているが、彼女は体調を崩しているようだ。」
「~しに行く」
5.go Ving
We went fishing in Toyama last weekend.
「私たちは先週末に富山に釣りに出かけた。」
「~しながら来る」
6.come Ving
A duck came carrying a leek on its back.
「鴨がネギを背負ってやって来た。」
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。