不定詞

[ be動詞+to不定詞 ] 何これ?と頭を抱えるこの表現もこれを読めば大丈夫。


今回は英文の中でも少しとっつきにくい「うーむ?」と考えさせられる表現「be動詞+to不定詞」の話です。


例えばこのような文 [He
is to be a leader of the class.] 「彼はクラスのリーダーになるつもりだ。」です。

文構造的には主語の He の後に is がありますから to be 以下は補語と考えます。補語になれるのは名詞か形容詞のみですから、これは名詞的用法の不定詞もしくは形容詞的用法の不定詞のいずれかと考えます。

しかし名詞的用法の不定詞は「~すること」「~するもの」と訳しますからそれではまずいです。ですからこの場合は 「be動詞+形容詞的用法の不定詞」であると考えます。

形容詞的用法の不定詞には can, will, should の助動詞の意味が含まれていますから be動詞+to を can, will, should といった助動詞に置き換えて読むと分かり易くなります。文構造については以前の記事5文型の見分け方 この説明で、もう今日から大丈夫ですよ。もご参照ください。

be動詞+to 不定詞の文は以下ような5つ意味をもっています。
be to を上の3つの助動詞や be going to に換えて読むと意味がすっきり通ります。ほとんどの場合、can, will, should のどれかに置き換えると理解できます。

1.予定(~する予定だ)will, be going to

2.運命(~する運命だ)will

3.義務、命令(~すべき)should

4.可能性(~できる)can

5.意志、意図(~するつもり)will

この5つ、頭の音をとって「ようぎかい」あるいは「ぎょうかい」とおぼえると良いでしょう。私は場合は「ようぎかい」と覚えましたのでその順番で例文をみていきましょう。


1.予定(~する予定だ)will, be going to

The final match is to be held next Sunday.
「決勝戦は来週の日曜日に行われます。」

The motorcade is to arrive at Washington in the evening.
「その車列は夕方にワシントンに到着する予定です。」

The Shinkansen was to leave Hakodate this morning.
「その新幹線は今朝函館を出発する予定でした。」

The former president is to make a speech at the rally in Florida.
「前大統領はフロリダでの集会でスピーチをすることになっています。」


2.運命(~する運命だ)will

※この場合は never を伴うことが多い。でもお目にかかる頻度は少ない。

They are never to come back to the aircraft carrier again.
「彼らは二度と航空母艦に戻ることはない。」

She was never to see her father.
「彼女は二度と父親に会うことはなかった。」

He is never to sing the song.
「彼は決してその曲を唄わないだろう。」

With that attitude, he is never to win the confidence of the manager again.
「あの態度では、彼は二度と監督の信頼を得ることはないだろう。」


3.義務、命令(~すべき)should

You are to practice desperately, If you want to pass the final exam.
「最終選抜に合格したいのなら必死に稽古しろ。」

The captain is in danger. We are to go there soon.
「隊長が危ない!俺たちもそこに行かないと。」

Director wants you. You are to come to the boardroom immediately.
「部長がお呼びだ。すぐ役員室に来なさい。」

We are to dismiss half of the staff to make up for the loss.
「損失を補填するためスタッフを半分解雇すべきだ。」


4.可能性(~できる)can

Southern Cross are not to be seen in northern hemisphere.
「南十字星は北半球では見られません。」

The actor was to perform the role of Ieyasu marvelously.
「その俳優は家康の役を素晴らしく演じることができた。」

He is to wield a katana tactfully.
「彼は刀を巧みに繰り出すことができる。」

The products were not to be found anywhere in the warehouse.
「その製品は倉庫のどこ探しても見つかりませんでした。」


5.意志、意図(~したい~するつもり)will

※Ifを伴うことが多い。でもお目にかかる頻度はすくない。

If you are to succeed, work hard.
「成功したいなら一生懸命働きなさい。」

If you are to study in The US,  you need to take the TOEFL exam.
「アメリカに留学するならTOEFLを受験しないとね。」

If you are to learn tea ceremony,  you should learn from that master.
「あなたが茶道を習いたいなら、あのお師匠さんにつくといいよ。」

If you are to master an foreign language, you must study it hard everyday anyway.
「外国語をマスターしたいなら、とにかく毎日一生懸命勉強することだね。」

これでもう英文に be動詞+不定詞が出てきても大丈夫ですね。


今回は以上です。

ご精読いただきありがとうございました。


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