助動詞

試験に出るぞ!これが「二刀流の動詞」【 need 】だ! 助動詞、一般動詞の2つの顔。その使い方をしっかり覚えろ!助動詞として使われるのは否定文と疑問文だけだ!

need には名詞の「必要」という意味もありますが、「~する必要がある」という意味で助動詞としても、一般動詞としても用いられます。

米語では助動詞として使われる頻度は高くないようです。
私もあまり見たことがありません。
疑問文、否定文でのみ使われます。


この need 単文問題でよく出題される単語です。しっかり押さえておきたいですね。

以下、これをまとめてみました。

例文と合わせてご覧ください。


1.助動詞の need 「~する必要がある」

2.一般動詞の need 「~する必要がある」


まず
1.助動詞の need 「~する必要がある」

※must と ought to の間ぐらいの気持ちの強さ。
※平叙文では使わない。疑問文と否定文のみに使われます。
※現在形しかない。過去形はありません。
※米語ではあまり使われていないようです。



否定文の場合

You need not worry about what the teacher said.
「先生の言ったことなんて気にしなくていいさ。」

I’m an ordinary employee so I need not attend the meeting. Let’s go home.
「僕は平社員だからその会議に参加しなくていいんだ。帰ろうっと。」

You need not speak so loud grandpa. I hear you very well.
「そんなに大きな声で話さなくていいよ。じいちゃん。よく聞こえてるよ。」


疑問文の場合


Enough for you? Need I tell you more?
「もう十分だろ?まだ話す必要があるかい?」

“Need I still stay in this place?”
“Yes, you must.”
“No, you needn’t.”

「この場所にまだとどまる必要がありますか?」
「そうだ。」
「いや、ない。」



2.一般動詞の need 「~する必要がある」

※後ろに to不定詞が来る場合⇒「~する必要がある」

You need to see a doctor. Since you have such a fever.
「医者に診てもらう必要がある。こんなに熱があるんだから。」

“Do I need to say that? “  “Yes, you do.” ” No, you don’t”
「そんなこと言わなきゃいけないの?」 「そうです。」「いいえ、言わんでいいです。」

You look so tired. You may need to go to Akiu Onsen and take a rest for a while.
「あなたとっても疲れているように見えるわ。秋保温泉にでも行って少しやすんだら?」

You will need to study harder if you want to pass the bar exam.

「司法試験に合格するためには、もっと一生懸命勉強しないとね。」


※後ろに動名詞が来る場合⇒「~される必要がある」

※主語は大体、無生物

This law cannot cope with the current situation. Needs revising.
「この法律では現状に対応できません。 見直しが必要です。」

The color of the wall has faded, so it needs repainting.
「壁の色が褪せてきたので塗り直しが必要ですね。」


今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。

関連記事
前置詞

これは試験に絶対出るぞ!【 marry, discuss, mention, enter, reach, resemble, answer, contact, attend 】これがつい後ろに前置詞をつけたくなってしまう代表的な他動詞11選だ!本当によく間違えるからしっかり覚えておけ!入試でこれを間違えたら本当に痛いぞ!他動詞の直後に前置詞は来ないんだよ!

英語に再挑戦
今回は、「日本語訳だけ見ると、後ろに前置詞+名詞の形が来てしまいそうな動詞」について。 以下の動詞は基本的に他動詞なので、直後には名詞 …
助動詞

入試に必ず出るから、しっかり覚えろ!【 used to と would 】「かつて~だった」の表現でも意味は全然違うぞ!これを理解するためのキーワードは「動作動詞」と「状態動詞」だ!しっかり理解して使い分けを頭に叩き込め!

英語に再挑戦
過去の習慣を表す would と used to については以前の記事でも紹介させていただきました。 今回は特に used to と  …
動詞

これを正解出来なきゃ受験生失格!【 match, suit, fit, agree 】「~に合う、似合う」の動詞。一体何が何に対して合っているのかハッキリ言えるか? その使い分けを頭に叩き込むんだ!

英語に再挑戦
「ピッタリ」「ちょうどいい」「似合う」「~に合う」の表現はいろいろですが、合うもの同士のその対象によって使われる動詞も変わってきます。  …
助動詞

注意しろ!みんな勘違いしているぞ!【 You had better 】は決して「~したほうがいい」というお薦めの意味じゃないぞ!相手に喧嘩を売っている、警告している強圧的な表現だ!助動詞【 had better 】は使い方に気を付けろ!

英語に再挑戦
had better は助動詞の項目で習い、英文にもよく出てくる言葉ですが、多くの人が「~したほうがいいよ」「~するのがオススメ」といった推 …
助動詞

入試に頻出だが、これは意外と知らないぞ!【 cannot help ~ing, cannot help ~enough, cannot ~ too …, may(might) well ~, may(might) as well ~, may(might) as well ~ as …, only have to (have only to) 】このような【can, may, have to 】 を使った慣用表現をなめてはいけない!よく整理して、しっかり覚えないと痛い目にあうぞ!

英語に再挑戦
助動詞の can, may, have to を使った慣用表現は実際英文に登場する頻度は多くない印象ですが、微妙な心理を表現する少しレベルの …