5文型

第5文型 SVOC をつくる動詞 【make型】その2「OをCにする」make, name, leave, call

英語を理解する上で「5文型」を理解することは非常に重要です。
単語、熟語に意味があるように5文型のそれぞれの型にも意味があります。

とりわけ第4文型 SVOO と 第5文型 SVOC を見分けることが重要です。


第4文型 SVOO について何回かに分けて述語動詞(V) として使われる代表的な「授与動詞 Benefactive Verb」を取り上げました。


今回は前回に引き続き、第5文型 SVOC をつくる代表的な動詞を取り上げます。


英文を速く読み、書き、聴く、話すために、主語・動詞があったら、その後にどのような文がくるのか、どのような品詞が続くのかを瞬時に予想することが大事です。


もちろん、それぞれの動詞は各文型の専用のものではありませんし、他動詞、自動詞それぞれ意味を合わせ持っています。


同じ他動詞が第3、4、5文型で使われています。第何文型であるかはその文脈で判断するしかありません。


しかし、動詞の後に 目的語+副詞句がくるのか、名詞が2つ続くのか、目的語+補語が置かれるのか、これを先読みするためにもそれぞれの文型で頻繁に使われている動詞の語法を理解しておくことが効率的な学習に繋がります。


語法が似ている動詞をグループ化して紹介してみました。

今回は第5文型の makeタイプ「OをCにする」make, name, leave, call を取り上げます。


基本的な O=C の文を作る動詞です。



例文を見ていきましょう。


make(~という地位、役職を与える)


Council members made Charles chairman.

「評議員たちはチャールズを議長にした。」


name(~と名付ける)

The king named his firstborn son Henry.
「は第一子の息子をヘンリーと名付けた。」


leave(~のままにしておく)

He left the oil painting unfinished.
「彼はその油絵を未完成のままにしていた。」


call(~と呼ぶ)

 Children in my neighborhood call him “Gin-chan”.
「近所の子どもたちから彼は「銀ちゃん」と呼ばれています。」


この make タイプの動詞は O,Cの判別が容易です。



今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。

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