5文型

受験生なら必ず頭に叩き込んでおけ!第4文型 SVOO をつくる授与動詞-その3  前置詞 to を使うタイプ  【send, sell, read, owe】

前回の記事に引き続いて「第4文型 SVOO をつくる動詞-その3」  として、前置詞 to を使うタイプの動詞を紹介します。

この第4文型 SVOOで使われる動詞は「授与動詞」と呼ばれ「に〜を渡す、伝える」という意味を持っている文型です。


SVOOのOOは目的語が2つ続く文型で、それは多くの場合「人、もの(事)」の順番になります。人以外が最初の目的語になる場合もあります。

しかしこの順番が「もの(事)、人」の形に順序が入れ替わると、第3文型のSVOに変化し、後ろに下がった名詞、代名詞の前には必ず前置詞の to, for あるいは of が置かれて、前置詞句の副詞に変化します。


今回は前回に続き前置詞 to を要求する動詞を4つ取り上げます。
この[to]は動作や行為の「到達点」であり、これを欠くと文の意味が成り立たなくなるので省略できません。


send(送る、行かせる)
sell(売る、売り渡す)
read(読んで聞かせる)
owe(義務、恩を負っている)


それでは例文を見てみましょう。


send(送る、行かせる)

She sent him a negotiator.
「彼女は彼に交渉人を送り込んだ。」

He sent a farewell letter to me.
「彼は私に別れの手紙を送ってきた。」

sell(売る、売り渡す)

He sold her his ancestral land and home for an unbelievable price.
「彼は先祖伝来の土地と家を彼女に破格の値段で売った。」

She sold herself to the president.

「彼女はアメリカの大統領に自分を売り込んだ。」

read(読んで聞かせる)

The teacher read us a Miyazawa kenji’s poem.
「先生が僕たちに宮沢賢治の詩を朗読してくれました。」

I’ll read out the letter of appreciation from Mr. Tanaka to all of you.
「田中君からの感謝の手紙を君たちみんなに読んで聞かせましょう。」

owe(義務や恩を負っている、代金を借りている)

I owe your father a great deal.
「あなたのお父さんには大変お世話になっています。」

I owe$100 to him.

「私は彼に100ドルの借りがある。」

今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。

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