慣用表現

good という言葉は非常に汎用性が高い。【 good for 】にもいろいろ意味がある。 good を使った慣用表現2

形容詞の good には「良い」以外に、「十分に基準を満たしている、能力がある、かなりの」といった意味で理解した方が判りやすい場面が頻繁に登場します。

「~にふさわしい、要求を満たす、使える」そんな意味で沢山使われています。「良い」という意味だけではない good という言葉の高い汎用性を示しています。

前回につづいて good を使った慣用句を取り上げます。いずれも英文中で目にする頻度の高いものです。

今回は以下の3つです。

good for nothing(役に立たない)

good for+名詞、代名詞(~に適任、~する資格がある、~に都合がよい)

good for+時を表す名詞(有効である、もつ)


それでは例文を見てみましょう。


good for nothing(役に立たない)

He is good for nothing in case of an emergency.
「彼はいざという時に役に立たない。」

His experience as an executive at a large company is good for nothing in this startup company.
「彼の大企業の幹部としての経験は、このベンチャー企業では何の役にも立たない。」


good for+名詞、代名詞(~に適任、~する資格がある、~に都合がよい)


He is a good man for the team leader.

「彼こそチームリーダーにふさわしい人物です。」

The day is good for a wedding.

「その日こそ結婚式に都合がよい。」


good for+時を表す名詞(有効である、もつ)

Temples built of cypress are said to be good for 2,000 years.
「ヒノキで造られた寺院は2000年もつと言われている。」

That certificate is good for two years.
「その証明書の有効期限は2年です。」



今回は以上です。

ご精読いただきありがとうございました。

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