名詞・冠詞

受験生なら見逃すな!【in terms of, on good terms with】よく出てくる多義語 [term] を使った表現はこの3つだけ覚えておけ!


【term】は英文や英会話の中に非常に頻繁に登場する単語です。
しかし、代表的な多義語でもあり、「期間、言葉、用語、学期、観点、条件、関係、間柄」といった意味があり、文脈をながめて初めて意味が決定する言葉です。

ここでは

in terms of: 観点
on terms with:間柄
the terms of:条件

という出現頻度の高い3つを取り上げて見ます。

少しかしこまった表現ですが、少しこなれた、洗練された感じの英語表現です。


例文を見ていきましょう。


in terms of: ~の観点から、~の見地から、~に関して


Paris was the center of Europe in the 19th century in terms of culture and art.

「パリは文化、芸術の点で19世紀ヨーロッパの中心であった。」


on terms with:関係、間柄
on good terms with ~「~と仲がよい」

My wife is on good terms with my mother.

「私の妻は私の母と仲がいい。」


on speaking terms with ~「口をきき合う仲」

Although they are classmates, Miyata is not on speaking terms with Kajiwara.
「同級生ではあるが、宮田と梶原は口をきき合う仲ではない。」


come to terms with ~「仲直りする、折り合いをつける」

He betrayed his friends and tried to come to terms with his old enemies.
「彼は仲間を裏切り、昔の敵と折り合いをつけようとした。」


the terms of:条件

Under the terms of this contract, our company’s position becomes even worse.
「この契約の条件下では、わが社の立場はますます悪くなる。」

 

今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。

関連記事
前置詞

これは入試で頻出だからしっかり覚えろ!【 day, dwell, way, look, result, make, succeed, wait, stand, drop 】 前後に置かれた前置詞が意味を変えてしまう紛らわしい単語の代表がこれだ!高得点を取りたかったらこれを完璧に覚えろ!

英語に再挑戦
今回はこれまで連続してお話ししてきた「一見似たように見える熟語でも形容詞や動詞とセットになる前置詞によって全然違う意味になってしまう代表的な …
否定表現

入試に出るからしっかり確認しておけ!これが not や no がない否定表現の代表だ!【 the last, anything but, far from, fail to, be yet to, remain to, free from, let alone, the last, in vain, beyond, only to fail, know better than to, be above doing, more than 】これだけ覚えればもう完璧だぞ!

英語に再挑戦
今回は”not”や”no”といった否定語が無く、一見肯定文のようで実は否定を意味する表現の代表的なものを集めてみました。 以下の1 …
前置詞

何となくわかった気になるな!この因果関係を明確にしろ!【because of, on account of, thanks to, due to, owing to, from, of, over, through, with】「~のために」「~のせいで」といった原因や理由の表現、前置詞のニュアンスはこう理解しろ!

英語に再挑戦
「~の原因、理由で」「~のために」「~のせいで」を表す句、前置詞についてまとめてみました。 それぞれの後ろには基本的に名詞がきますので …