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みんな軍事用語を知らなさすぎ!【 major, sergeant, captain, private, regiment, company, division, private, platoon, squad, infantry, artillery, medic, logistics 】日常会話でも普通に使われるぞ! ぜひ知っておきたいミリタリー英語だ!こんなことは世界の常識なのに日本人は知らなさすぎだ!

今回は知っているようであまり知られていない、そして分かっているようで分かる人が少ないミリタリー関連の言葉を紹介します。ただし、あくまで基礎的で、ニュースや時事関連の記事で普通に見かけるものを選んでみました。

ここで紹介するのは

1.軍隊の階級呼称

2.軍隊の編成、組織

3.兵科

私は小学生のころ友達の家にあった「のらくろ」を読んでこのような単語(日本語)を覚えました。私の息子たちも図書館で借りてきた「のらくろ」で旧仮名遣いと合わせて覚えたようです。「ブル連隊長」懐かしいですね。


今回は米陸軍の例でざっくり紹介します。

1. 階級

大将 General
中将 Lieutenant General
少将 Major General
大佐 Colonel
中佐 Lieutenant Colonel
少佐 Major
大尉 Captain
中尉 First Lieutenant
少尉 Second Lieutenant
曹長 Sergeant Major
軍曹 Sergeant
伍長 Corporal
上等兵 Private First Class
二等兵 Private

Lieutenantは「ルーテナン」と発音します。

実際にはもっと細かい階級がこの間に存在しますが、今回は割愛します。

ちなみに将軍 General の呼称は陸軍でのみ。海軍では提督 Admiral といいます。

一等兵は private。「Private Lyan」「Private Benjamin」といったヒット映画もありましたから馴染み易いと思います。

少尉以上は officer と呼ばれますが、陸軍では a military officer、海軍では a naval officer、候補生のことを陸軍では an army cadet、海軍では a naval cadet です。

日本語では「陸軍将校」「海軍士官」と分けて呼びます。「陸軍士官」「海軍将校」とは言いません。自衛隊では「幹部」です。

しかし、なぜか戦前は神奈川県の座間にあった「陸軍士官学校」、広島県の江田島にあった「海軍兵学校」という校名でした。

「大佐」はカーネル。Kentucky Fried Chicken の創業者 Colonel Sanders さんが有名。

軍の最高司令官は The commander in chief アメリカにおいては大統領、日本においては内閣総理大臣です。

「参謀」は Staff officer 自衛隊では「幕僚」と呼ばれています。

軍組織のトップは大体いずれの国でも「参謀総長」 The chief of the General Staff 自衛隊においては「統合幕僚会議議長」という呼称です。いずれもニュース記事では頻出の言葉です。

 

2. 編成、組織

陸軍 Army
海軍 Navy
空軍 Air Force
海兵隊 Marine
師団 Division
連隊 Regiment
大隊 Battalion
中隊 Company
小隊 Platoon
分隊、班 Squad

こちらも「Platoon」というヒット映画がありましたね。ちなみにアメリカ大統領に必ず随行している軍服姿の人は海兵隊員です。

ネクタイの種類に「レジメンタルタイ Regimental tie」という斜め線のデザインのものがありますが、元々は英国の歩兵連隊のチームカラーを表すものでした。

 

3. 兵科

歩兵 Infantry
砲兵 Artillery
戦車 Tank
空挺 Air borne
高射 Anti Aircraft
偵察 Reconnoiter
工兵 engineer
輜重 Transport Corps
通信 Signal Corps
衛生 Medic
兵站 Logistics

※Corpsは「コー」と発音します。婦人自衛官は Woman’s Army Corps 自衛隊では頭文字をとって「WACワック」と呼ばれています。

「ロジスティクスLogistics」という言葉は今は会社名に使われるなど一般化していますが、もともとは「兵站へいたん」という軍事用語だったのですね。

それから

自衛隊は Self defense force
陸上自衛隊は Ground self defense force
海上自衛隊は Maritime self defense force
航空自衛隊は Air self defense force

自衛隊では歩兵 Infantry を「普通科」と呼び、砲兵 Artillery を「特科」、工兵Engineer を「施設」、輜重(しちょう。これもかなり古い言葉ですが)を「輸送」と呼んでいます。

各部隊は記号で表記され、例えば「第5普通科連隊」は「5i」、「第72戦車連隊」は「72t]、「第7特科連隊」は「7a」といった具合に部隊内では表記されてます。

ミリタリー関連の用語は非常に重要です。訳し間違いは大きな問題になりかねません。

馴染みのないミリタリー用語ですが、生の英語に接していると頻繁に出てきますし、このような用語を理解しているとどのような規模の軍隊なのかどれ位の地位の人の発言なのかがよく理解できると思います。

扱う分野が分野だけに慎重な取り扱いが必要です。

よくテレビのニュースで記者が「装甲兵員輸送車」Armored personnel carrier(いわゆる装甲車) と「自走榴弾砲」self propelled howitzer(いわゆる野砲)のことを区別せずに「戦車」Tank と呼んだりするのをよく見ますが、この3つは戦術的にも兵科的にも全く違うものです。


今回は以上です。

ご精読いただきありがとうございました。

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