admit, confess この2つの動詞、日本語訳を見ると[admit]「誰々に~した(する)ことを白状する、認める」[confess]「誰々に~を告白する」という文になるので、つい「SV+人+こと」(第4文型SVOO)の形で作文したくなる動詞です。
これらの動詞 admit, confess は基本的にSVOMかSVMOの文型を作ります。
具体的には「SV+こと+to 人」もしくは「SV+to 人+that節(名詞節)」の形をとります。作るのは第3文型SVOです。
つまりこの動詞の後ろで「人」を目的語にしません。
英作文や括弧の穴埋め問題でよく出される文法単元ですから、注意しておきましょう。
以下、例文を見てみましょう。
admit「白状する、認める」
※白状した、あるいは認めた言説の内容が目的語Oになります。
「私や誰々に~を白状する、認める」という文は作りません。
動詞 say の使い方に似ています。
He admitted that the rumor was true.
「彼はその噂が本当だと認めた。」
※目的語にthatを用いた名詞節を使うこの用法が最も一般的。
The member of the Diet admitted extorting many people.
「その議員は多くの人を恐喝したことを白状した。」
※一見すると[admitted]の後ろに動名詞[extorting]と[many people]が並んでいるのでOOのように思われるが[many peple]は[admitted]の目的語ではない。この文は第3文型SVOです。
ただ、この[admit]「入ることを認める、許す」という意味で使うときは人を目的語にできます。
The university admitted the gifted high school student despite the fact that he was 16 years old.
「その大学は、16歳にもかかわらず、天賦の才があるその高校生を入学させた。」
confess「告白する、打ち明ける」
He confessed to her that he had had a criminal record.
「彼は犯罪歴があることを彼女に告白した。」
He confessed to investigators that he had assisted his mother’s suicide.
「彼は母親の自殺を幇助したことを捜査官に自白した。」
※[to investigators]は副詞。
You have to confess that it turned out just as I predicted.
「どうですか、僕の予想したとおりになったでしょう。」
同様な動詞 explain, suggest, express, propose についても弊ブログの中で紹介していますのでぜひ検索してお読みください。
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。