仮定法表現の慣用表現について2回目です。
仮定法を使うと英語表現が豊かなものになります。
英会話の教材などにも仮定法表現が沢山出てきます。
丁寧な依頼表現や、いきいきした感情表現によく使われています。
仮定法表現を使うとこの人「なかなか英語ができるな。」という印象を与えます。
今回取り上げるのは以下のようなものです。
1.Would you mind if + S + 仮定法過去「~してもよろしいですか?」
2.I wonder if + S + 仮定法過去「~してくださいませんか?」
3.I would rather + S + 仮定法過去「むしろ~してほしい」
4.I would rather + S + 仮定法過去完了「~してほしかった」
5.Couldn’t be better 「最高だよ。絶好調だよ。」
6.Couldn’t have been better 「最高だったよ。」
7.Couldn’t care less「全然気にしませんよ。」
8.Couldn’t agree with you more「大賛成です。」
以下、例文と合わせてご覧ください。
1.Would you mind if + S + 仮定法過去「~してもよろしいですか?」
Would you mind if I used your bathroom?
「トイレをお借りしてもよろしいですか?」
2.I wonder if + S + 仮定法過去「~してくださいませんか?」
I wonder if you would make a speech at the beginning of the conference.
「会議の冒頭でスピーチをしていただけないでしょうか?」
3.I would rather + S + 仮定法過去「むしろ~してほしい。」
※ ratherの後に接続詞の that がきますが、ほとんどの場合省略されています。
I would rather you could stay on the ground and coach the players.
「あなたにはむしろ現場に残って現役選手のコーチをしていただきたい。」
4.I would rather + S + 仮定法過去完了「~してほしかった。」
I would rather you had stayed in the company and dealt with the enquiries.
「君にはむしろ社内に留まって問い合わせに対応してほしかったですね。」
5.Couldn’t be better 「最高だよ。絶好調だよ。」
※「これ以上良くならない。」という意味
“How’s your batting, Nakahata?”
“I couldn’t be better.”
「中畑君、バッティングの調子はどうだい?」
「絶好調ですよ。」
6.Couldn’t have been better 「最高だったよ。」
“How was that band’s live performance?”
“It couldn’t have been better”
「あのバンドのライブはどうだった?」
「これ以上ないほど良かったよ。」
7.Couldn’t care less「全然気にしませんよ。」
“Tanaka-kun, you have to stay in the same room at the hotel with Director Sato, is that okay? ”
“I couldn’t care less.”
「田中君、君は佐藤部長とホテルで同室だけど大丈夫?」
「全然平気ですよ。」
8.Couldn’t agree with you more「大賛成です。」
“I would like to propose this bill for discussion in the next committee.”
“I couldn’t agree with you more.”
「この法案の審議を今度の委員会に提案したいんだが。」
「大賛成ですよ。」
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。