英語の未来表現については以前の記事でもお話しさせていただきました。
今回はそれに関連して、接続詞の if と when の2つについてお話しいたします。
1.接続詞の if 意味は2つ。「もし~ならば」、「~かどうか」
2.接続詞の when 意味は2つ。「~の時、する時」「いつ~か」
この2つの接続詞は
※副詞節として用いられる場合は will がつきません。
※名詞節として用いられる場合は will がつきます。
これは「時制」の問題では頻出の非常に大事な文法事項です。
しっかり押さえておきたい文法単元ですね。
それでは以下説明いたします。
1.接続詞の if: 意味は2つ「もし~ならば」、「~かどうか」
・「もし~ならば」の条件の副詞節で用いられます。この場合は未来のことに話し手の意志は影響しない、関係の無いことです。ですから話し手の気持ち、意志をつけ加える助動詞の will は不要なわけです。
If it rains tomorrow, we will cancel the cherry blossom viewing.
「もし明日雨が降ったら、お花見は中止にしよう。」
If dad comes home early, why don’t we all play mahjong?
「お父さんが早く帰って来たら、みんなで麻雀するのはどうかしら?」
・「~かどうか」の節は他動詞の目的語つまり名詞節で用いられます。不確定なことを推量していますので、話し手の気持を被せる will が使われます。確定していることに will は使いません。
I don’t know if my dad will come home early today.
「お父さんが今日早く帰ってくるかどうか分からないんだよね。」
No one can predict if the surgery will be successful.
「その手術が成功するかどうか誰にも予測できない。」
簡単にいうと:
1.日本語訳が「もし~ならば」だったら will はつけない。
2.日本語訳が「~かどうか」だったら will をつける。
2.接続詞の when 意味は2つ「~の時、する時」「いつ~か」
・「~の時、する時」の条件の副詞節で用いられます。この場合は if 同様、その条件に話し手の意志は影響しない、関係の無いことです。ですから will は不要なわけです。
Shoot the mortar from behind when we encounter an enemy.
「我々が敵に遭遇した時には後方から迫撃砲を撃ってくれ。」
When I go to Toyama next time, I will buy some “masunosushi”.
「今度、富山に行った時は”鱒のすし”を何個か買って来ますよ。」
・「いつ~か」の節は他動詞の目的語つまり名詞節で用いられます。これも if 同様に不確定なことを推量していますので、話し手の気持ち、推量を後ろの動詞に被せる will が使われます。
Dad doesn’t tell me when he will go to Toyama next time.
「この次、いつ富山に行くのか?お父さん教えてくれないんだよね。」
I don’t know when a demon will appear on this train.
「この列車にいつ鬼が現れるのか?僕も知らない。」
簡単にいうと:
1.日本語訳が「~の時、~する時」だったら will はつけない。
2.日本語訳が「いつ~か」だったら will をつける。
この will については以前の記事でも詳しくお話ししています。ぜひ、検索してご参照ください。
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。