stop to do と stop doing 違いが説明できるようになりましょう。
stop の後にどちらを入れるかという形でよく出題されます。
動詞の stop は他動詞としても自動詞としても使われます。
英文を読むにあたってはまず文中の動詞を見つけること。そしてそれが自動詞なのか他動詞なのかを常に意識することが大切です。
自動詞、他動詞については他の記事でも取り上げています。動名詞、不定詞についてもその意味の違いについて過去の記事で何回か取り上げてきました。弊ブログ内で「動名詞」「不定詞」を検索してご参照ください。
さて、
stop to do の stop は自動詞です。to do は不定詞の副詞的用法です。
stop doing の stop は他動詞です。doing は動名詞で、目的語として使われています。
動名詞に過去志向、不定詞に未来志向の性格があると何度かお話ししました。
stop to do は「これから始めようとすることのために」stop するという意味です。
stop doing は「今までやってきたことを」stop するということです。
もうこれで不定詞か動名詞かを迷う必要はないと思います。
例文と一緒に見ていきましょう
まず、動名詞を要求する stop
Stop talking. We are in class right now.
「おしゃべりをやめろ。授業中だぞ。」
※今までずっと話していた行為を止めろということです。
The platoon stopped marching when they heard the sound of the explosion in front of them.
「前方で起きた爆発音を聞いて小隊は行軍を止めた。」
次に不定詞を要求する stop
I stopped to ask a junior high school student from the other side how to get to school.
「私は向こうからやって来た中学生に学校への道を尋ねるために立ち止まった。」
Let’s stop working of the production line for a while to find out the fault spot.
「故障箇所を見つけるために、しばらくの間生産ラインの作業を停止しましょう。」
※stop の後に動名詞と不定詞がきています。それぞれ「今までしてきたこと」と「これからすること」です。
これで stop の後ろの動名詞と不定詞の違いがよく理解できると思います。
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。