今回はよく見かける馴染みの英単語。でもいざ使うとなると、「どれだっけ?」となる単語シリーズです。。
「許す、認める」動詞。基本的にどれも他動詞なので直後に来るのは名詞、代名詞です。
ただし、「何を許すのか?」その対象で使用する単語を使い分けます。
以下の6つを覚えておけば大丈夫でしょう。
1.let
2.permit
3.allow
4.forgive
5.excuse
6.admit
まずはお馴染みの
1.let
・「どうぞ自由に~していいよ。」という許可です。
・相手がしたいことを止めないという動詞です。
・使役動詞の表現で使われます。
後ろに原形不定詞がくる点が他の単語と違うところです。
・let + 人 + do(動詞の原形)の形をとります。
・[ let it go ] ♬レリゴーや[ let it be ]でお馴染みの表現。
Let me take your blood pressure.
「血圧を測らせてもらいますね。」
I want to join the Kendo club but my mother won’t let me[join].
「剣道部に入りたいんだけど、母が許してくれないでしょう。」
2.permit
・相手のすることを「ええ、どうぞ」と積極的に許可します。
・permit + 人 + to do もしくは SVOO の形をとることが多い。
My parents permitted me to study abroad at the art college in Germany.
「私の両親は私がドイツの美術大学に留学することを許可してくれた。」
※「ぜひ、勉強してこい!」と後押ししているニュアンスです。
My father won’t permit me to go out late at night.
「父は私が夜遅く外出することを許してくれません。」
3.allow
・決して手放しで喜んでいるわけではない消極的な許可です。
「しょうがない、仕方ない、黙認する」といった感じです。
・allow + 人 + to do の形をとることが多い。
・allow は発音の問題でも頻出です。
「アロウ」ではありません「アラウ」と覚えしょう。
My boss allowed me to take a week’s vacation.
「私の上司は私が1週間の休暇をとることを認めてくれた。」
※しぶしぶ認めたというニュアンスです。
Hikers are not allowed to access Mt. Yakedake in Kamikochi.
「上高地では、ハイカーは焼岳に入山することを禁じられている。」
4.forgive
・倫理に反する行為、罪を「許す」ことです。
・forgive + 人 + for +事柄 の形をとることが多い。
The feudal lord forgave the ill-mannered Dutch who had cast ashore in his domain.
「その大名は領内に漂着したオランダ人の不作法を許した。」
I will never forgive you If anything happens to my daughter.
「うちの娘に何かあったらお前を許さないからな!」
5.excuse
・失敗や迷惑を「許す」ことです。
・excuse + 人 + for +事柄 の形をとります。
Please excuse me for calling you up so early in the morning.
「こんな朝早くに電話して申し訳ありません。」
They can be excused for being late. They got on the wrong train.
「彼らが遅刻したのは大目に見よう。乗る電車を間違えたんだから。」
6.admit
・入学や入場といった「入る」ことを「認める」ことです。
・admit + 人 + to [into] ~ の形をとります。
Twenty-five students were admitted to the department.
「その学科には25人が入学を許可された。」
I’m afraid, this ticket admits only one person to this attraction.
「恐れ入りますが、このチケットでは1名様しか当アトラクションにお入りになれません。」
今回は以上です。
ご精読いただきありがとうございました。